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神羅転生物語  作者: watausagi
第1章 神羅転生編
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魔石と魔導具

◇◇◇◇◇ー生後1歳2ヶ月ー

俺とファナの生まれた日は10月10日、そして今は12月10日。すっかり寒くなり、俺たちは身を寄せあって震えている……なんて事はなく、ポカポカで快適だ。

なぜポカポカなのか?それは建築技術などはよくある中世ヨーロッパぐらいでも(中世ヨーロッパをよく知らないが)ここには便利な道具、魔導具がある。

魔導具とは、魔石を使って作った不思議道具である。

この家も、俺が知っている限り

エアコンのようなもの

ガスコンロのようなもの

水道のようなもの

トイレのようなものがある

これら魔導具は必要なエネルギーがある。

……そう、魔力だ。

ここの家に1つある、かなり大きい“魔導石”

魔導石は、魔力を溜め込む性質があるため、それを利用して、必要な時に魔力を取り出せるよう加工して電池の代わりになっている。

この魔力を溜め込む工程は、父は家を開けることが多いため、主に 母とエレナとミーニャだ。

母とエレナは魔力が多いとはいえないし、ミーニャなんて獣人族なのでもっと少ない。それらの理由から、1日生活するのがやっとのため贅沢はできない。

こうした家族の頑張りがポカポカの一番の原因だな。いつか代わってもらい、楽をさせたい(魔力が無くなると、気絶はしないがそれなりの倦怠感はある)と思う。

そうそう、妹は相変わらずの可愛さだ。

最近あまりにも父と母が可哀想なので(にいにとしか言わなかった)パパ、ママ、と呼ぶ練習をしたらついに言った。あまりの喜びように鬱陶しかったのはいい思い出だ。

「シンラ様、ティファナお嬢様、絵本を読んであげましょう。」

最近エレナとミーニャがよく絵本を読んでくれる。内容は勇者が魔王を倒すファンタジーな話だ。ーーーノンフィクションらしいが。

「ーーー勇者は魔王を倒し、お姫様と幸せに暮らしました。」

「エレナーエレナー、ありがとー。」

エレナの名前を呼んであげて、拍手もしてあげる。妹も……

「えれー!えれー!」

……可愛い

「まぁ、ありがとございます。シンラ様、ティファナお嬢様。……それにしてもシンラ様は賢いのですね、拍手だなんて。終わりも理解してらっしゃったようですし……あれ?賢すぎじゃないかしら?」

エレナの言うことはスルーしてファナと遊んであげる。

「にいに!にいに!」

あぁ、うちの妹は俺のことをもう理解してくれてる。

今日はご褒美に俺の触手(✳︎魔力です)をあげないとな。

「本当にシンラ様とファナお嬢様は仲が良いのですね。さ、私はお仕事があるので2人とも仲良くして下さいね。」

エレナは、俺たちが手をニギニギしたり、「うーうー」言ったりするのを確認して部屋を出ていく。

ーーーしばらくしてミーニャが入ってくる。ファナは寝てしまったので、俺が相手をした。

「ミーニャ!ミーニャ!」

名前を呼びながら手を前に出し、抱っこアピールをする。

「………」

無表情で抱っこしてくるミーニャは、少し怖いが、耳と尻尾が喜んでますアピールをしてるのは見逃さない。

「ミーニャ〜うぅ〜」

耳元で名前を呼びながら頬ずりをする。

「……ニャ」

尻尾と耳の、喜び保容量?が限界突破?したのか、思わずといった感じで声がこぼれる。

ミーニャと2人で遊んだ後、夜になって妹に、俺の触手(✳︎魔力です)をあげる。チュッパチュッパとご機嫌になったファナ……本当に美味しいのか、それ?

◇◇◇◇◇ー勇者ダイスの物語のあらすじー

勇者ダイスはユニークスキル【雷魔法】で魔王を倒しにいく。

勇者ダイスは様々な出会い、別れを経験して、最愛の姫様と結ばれるれるのか!?

◇◇◇◇◇ー勇者マサルの物語のあらすじー

魔王が復活した!?そこで王様はダンジョンで手に入れた“勇者召喚魔法陣”で異世界から勇者を呼び出すことにした。召喚された勇者マサルはユニークスキル【氷魔法】を使い氷を自在にあやつり魔王を倒しにいく。

勇者マサルは精神が未熟だったものの、奴隷ミカンナと恋をして、守りたいものができた勇者マサルは魔王を倒すことを誓う。勇者マサルは、ミカンナを守りきることができるのか!?

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