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神羅転生物語  作者: watausagi
第1章 神羅転生編
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女神のラファエナ

ん…あれ?…意識がある?生きてるのか?ーーーいや、それはない。心臓が止まるのは確認したし、だとしたらなんで……

「はじめまして、ですかね神羅さん」

ーーー!?誰、いや、なんだこいつは!?気配がまるでなかった。目の前にいる今でも気配を察知できない。

「…ここはどこで、お前は誰なんだ」

とりあえず質問をしてみた。

「私は生命を司る生命神ラファエナ、です。 ここは…私の家のようなものですかね。」

生命神?…神?そして家?

こんな真っ白で何もない所がか?

「それで、俺はなんで神の家とやらにいるんだ?」

「簡単に言うとあなたが死んだ…からですかね」

「ーーーそうか…で?女神とやらは死んだ者一人一人に会うというのか?」

すると女神は少し目を見開き、興味ぶかそうに俺を見つめる

「達観してるんですかね?

話が早くて助かります。

ちなみに全員と会っていますよ。

ただ、最近の人は大抵泣き喚き現実逃避をするか歓喜して興奮し、手がつけられなくなるかですね。」

「現実逃避は分からなくもないが、興奮する奴が多いのか?」 そいつら大丈夫なのか?

「ええ、興奮してる人は

『え?女神?てことはチート?これチート』とか

『これは…そうかついにこの時が、世界の調和が乱れ零のー10分経過ー…私が行かねばなるまい…?何してる早く力をよこせ』とか、正直うんざりしてるんですよ。

チートなんてない、記憶を消去し次の輪廻の輪に組み込まれるだけ。って言ったら

『は?…え?ちょ意味わかんねー。チートは?俺のハーレムは?』

『ふん、お前じゃ話にならんな。私が誰だか知ってて言ってるのか?』…ふぅ、見たいな感じで最近増えてるんですよね」

…それ絶対日本人だろ。なにやってるんだよ

「そ、そうか苦労してるんだな」

「分かります?私だって疲れたりするんですから。」

「ふぅん…ところで俺もりんねのわ、とやらに組み込まれるのか?なんだか嫌な予感がするんだが…」

「そうですね、あなたは記憶を引き継ぎ、なおかつ異世界グランウェールへ転生してもらいます。魔物なんかもいますので、神羅さんにとっては、地球よりはるかに暮らしやすいのでは?」

転生するのかよ!まぁ確かに地球よりは暮らしやすいかもな。だが…

「なんで俺なんだ?」

「それはラ、ランダムですね」

あからさまに、そっぽを向いて口笛を吹かれながら言われても…怪しすぎて、逆に嘘をついてないように見える。

「なんでもいいが早くやってくれ。ここはなんだか疲れる。」

すると女神は顔を青ざめながら、

「ーーー!?

そう…ですか、分かりました。でもその前に、力を一つ授けることになってます。」

「力?」

「はい、あなたの場合は【創造魔法】ですね。まぁなんでも作れます」

「……なんでも?」

「はい、なんでも」

「theチートじゃないか。…俺の場合ってどういうことだ?どうやって選ぶんだ?」

「それはラ、ランダムですね」

だからなんでそんなあからさまに嘘をつくんだよ。

「まぁ便利だからいいが…それで?転生する所は教えてくれるのか?」

「およそ人口千人が住んでるキーマス村、を領地に貰ってる、辺境伯爵の息子ですね」

「そうか、他には……そうだ、【創造魔法】ってどう使うんだ?」

「あなたの【創造魔法】はイメージ力の問題ですね。というか魔法全般はイメージ力が重要です。」

「やっぱり魔法はあるのか……ありがとう、よく分かった。もういつ転生しても構わないぞ」

「分かりました。双子の妹がいるようですが頑張ってください。」

「…………」

「え、どうしました?なんかにやけてませんか?」

「いや、少し…な、妹というものに憧れてたんだ。」

「そうですか、可愛い所もあるんですね。じゃ、気を取り直していってらしゃい」

「あぁ色々ありがとうな、感謝してる。」

そうして俺はまた、意識を失った。

◇◇◇◇◇ー女神sideー

神羅さん……か、色々と不思議でしたね。妙に落ち着いて、私が女神ということを疑っているわけでもないのに、全く動じない。それに……

『なんでもいいが早くやってくれ。ここはなんだか疲れる。』

ーーーあれには驚きました。うっかり神気をもらしたままにしてました。格の違いで、普通なら一瞬で消滅してもおかしくないというのに、それを疲れるだけだなんて。

【 適応する体】彼自身が持つ、生まれもった魂の力とでもいうべき能力。

かつて創造神様が()だったらしい(・・・)頃と同じ力だそうですね。

「ふふ、あなたは神となるのでしょうか?その時は、先輩面してあげますかね。

ーーそれにしてもやっぱりここは暇ですね。

…そうだ!いつか神羅さんに会いにいってみましょうか?」

ストックはまだまだあるんですが、学生の身分じゃ投稿する時間がとれないけど、頑張りたいと思います。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 普通に、主人公がカッコいい。落ち着いてる。
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