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神羅転生物語  作者: watausagi
第2章 学園編 色々な大会編突入
126/217

特待生パーティ……前日

◇◇◇◇◇


冬休みもついに終わり、学園初日で俺はまた挨拶なんかもして、案外楽しかった先生の話(貴族の力バランスをやんわりと伝えたり、クスッと笑うような魔物ジョーク。)も聞き終わり、宿題を提出して、この日は終わり。

レオやレミーそれとシェリーもいない久しぶりの家が、妙に新鮮に感じられた。

そうそう、夜中俺の部屋にファナが来なくなったのか、すっかりと安眠できる。

……だが、朝見ると何故かドアノブとか廊下の床が凍っているのだ。(ご想像にお任せしよう)

セレナは最近元気がない。蒼月紅陽輪(長いので今度からクルクルと呼ぶ)の件だとしたら、流石に悪い事をしたと思う。

……でも、何であんなに好きなんだろうな?(ご想像にお任せしよう)

レティスはあれだ、コタツの中で丸くなりながら元気にチョコレート食べてる。時々服がベタベタだ。


〜〜〜〜〜


ーーーそんなこんなで、明日は特待生パーティ。

学園ダンスホールで行われて、服装は自由である。……そう、自由なのである。

基本ドレスだが、別に鎧を着ていっても何も言われないし、家に代々伝わる民族衣装を着ていっても問題なしだ。


「お兄様、こちらとこちら……どちらがいいと思いますか?」


ファナが2つのドレスを交互に体の前に持ってきながら、そう聞いてきた。

ここで……「どっちでもいいよ」は、やめた方がいいんだよな。

だとすると、どちらがいいと聞かれたら……


「パーティには男もいるし、露出の少ないそっちの方がいい。似合ってるし」

「……判断基準が、露出の少ない?

わ、分かりました。ではこちらにしますね。

お兄様が似合ってると言うのなら、それは間違いなしです」


俺は何でそこまで信頼されてるんだよ……



「シンラ、私は何を着ていけばいいかしら?」


セレナが、ファナの選んだドレスをチラチラと見ながら、俺にそう言った。


「うーん……男装?」

「貴方が女装するならいいけど」

「そうだなー! やっぱりセレナにはこの赤いのがいいと思うぞー!」

「……」


俺は絶対に女装なんかしない。しないったらしない。


「……私は?」

「レティスかぁ……レティスはなぁ……もういっその事、着ぐるみでもいいんじゃないかと思ってるんだよ」

「……着ぐるみ?」

「興味があるんだったら、見た目はキューと一緒のやつを創ってもいいけど。(※見た目どころか、破壊不能、音声変換、土の中なら自由自在に動けるetc……)」

「……うん……うんうん……いい、それいい」


目をキラキラさせてるレティス。

するとどうした事か、俺の方をじーっと見てきて、そして面白いことを言ってきた。


「……じゃあ、シンラは、スライム?」

「いや、スライムって……」


その発想は俺にもなかった。レティスはさすがだ。

萌だえ死ぬ、じゃなくて悶え死にそうだ。

レティスの頭をナデナデしていたら、今度はエステルまでもが、何を着たらいいのかと聞いてきた。


「私は何を着れば良いのだろう?」

「甲冑でも着てればいい」

「……」


俺の事を一瞬睨んだエステルだったが、それもいいか、と小さく呟いた。

いいのかよ。俺、結構失礼な事を言った気がするのに。


〜〜〜〜〜20分後


「おぉぉ……」


こう見ると中々に圧倒される。

普段意識はしないようにしているが、やっぱり美女の類だもんな、みんな。

そして、こちらも普段は意識しないが……所謂貧乳が3人もいる。

セレナ(太った男子の方がまだある)・レティス(ちょっ、骨が痛い)・エステル(本人が気にしてないからいいか)。

一方、ファナとアティは、客観的にいっても大きいほうじゃないだろうか? 一般的な大きさが分からないから、なんとも言えないが、所謂美乳だと思う。


「っていうか、何でもう着替えてるんだよ?」


レティスとエステル以外、何故かみんなドレスを着ていた。


「明日の準備です、お兄様」

「脱がなきゃいけないんだから、意味がないだろう?

それにパーティは明日の夜だし、そんな急がなくても……」

「……シンラ、私のきぐるみは?」

「レティスも今着るのかよ……

しょうがない。じゃあ創るか」

「私の甲冑は何処なんだ?」

「んー……家を出て角を右に曲がって進んだら、しばらくして左に防具屋があるぞ」

「……」


俺の事を一瞬睨んだエステルだったが…………うん、今度は睨んだままだったので、仕方なくエステルの甲冑も創った。


ーーーこの後寝る時に、案の定ドレスを脱ぐ事になった。レティスとエステルに関しては、汗をかいてもう1度お風呂に入ったし、一体何がしたかったのか……

まぁ、何はともあれ、明日何を着ていくかも決まったし、準備は万端だ。


◆◆捕捉◆◆


エステルは、こちらに来た時に、特待生となったので特待生パーティに行ける。

アティは、特待生ではないが、王族だからOK。


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