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神羅転生物語  作者: watausagi
第2章 学園編 色々な大会編突入
119/217

冬休み当日

◇◇◇◇◇


今は冬休み当日。

……え? いきなりすぎないかって?

しょうがない、少し過去を振り返ろう。


ーーーーー

これは、冬休み前の話。


『シンラ〜もうすぐ冬休みだという事は、もちろん理解してるよな?』

『当たり前だが?』

『でよでよ、またまたお前の家にお泊まりという事で了解?』

『また? 別にそんな楽しいものでもないだろう………

まあいいけど、今度こそ宿題はするんだぞ? 』

『当然!』

ーーーーー


と、いう訳だ。

実はちゃんとお話しがあったが、面倒くさいからすっ飛ばしたとか、そんな事実はない。ないったらない。

まぁ……そうだな………最近起こったことといえば、学校とギルド会議が同時に行われるという事で、俺が想像魔法で2人になったくらいだな。


ーーーーー

これは、ギルド会議当日。


ガチャ


『ーーーん、来たか死神』

『キュルウェルか、早いな』

『早く来て間違いはないからな。

それに、お前には言われたくない』

『確かに……』


ガチャ


『っ……キュルウェルと死神…………おはよう。(俺の苦手な2人じゃないか……)』


『……そうだ、キュルウェル。

お前は駿足とか言われてたよな? 一体、どれだけ早いんだ?』


『おい、 おはよ……』


『そう簡単に教えるわけがなかろう。

親に教わらなかったか? 人にスキルを聞くときは、まず自分から名乗りない、と』

『なにそれ、斬新的』


『おい! おはようと言ってるじゃないか!!

なんで2人共無視するんだ!!』

『『なんだいたのか……えっと……ガイアス?』』

『君達仲がいいな!?

僕の名前はカイザスだ!!』

ーーーーー


カイザス……か。確かあいつ貴公子とか言われてなかったっけ?

残念な貴公子だ……あいつと昼を一緒に食べた時も少し残念だったなぁ……


ーーーーー

お昼ご飯の時間。


『そうだ、キュルウェル。一緒に昼食べないか?』

『……俺をからかっているのか?』

『いや、いたって真面目なんだが?』

『……だったら……その可笑しな格好を止めたら考えんでもない。

そもそも、そのマフラーでどうやって食べるというんだ?』

『大丈夫、大丈夫。その問題は解決済み。

これって食べる時は、口の部分だけすり抜けるから』

『無駄に高性能なんだな……』


〜〜〜〜〜


『っ……確かに美味しい。こんな店よく知ってたな、キュルウェル……それと……ガイアス?』

『くそっ…なんで僕まで君達と……』

『しょうがあるまい。

ここのおかみさんがお前の大ファンなのだ。お前が来た時しかこの料理は出ない……ならばこそ、お前が来るしかないのだ』


(へぇ……カイザスのファンか……光の貴公子とか呼ばれてるくらいだ。さぞかしモテテいらっしゃるんだろうな……)


『まぁ見て、あそこにカイザスちゃんがいるわ』

『あら、本当』

『この歳になって、カイザスちゃんを見るのがすっかり楽しみになったわ』


(………お年寄り票が多そうだな)


ーーーーー



「お兄様、今日は何をしましょう?」


ーーーおっといかんいかん。

昔を思い出して、今を蔑ろにしていた。

今は……昼頃にエドとレミーとシェリーがやってきたところだな。


「何をする……か。

まずは、家に帰らないといけないな。

みんなはどうする?」


当然というべきか、みんな付いてくるらしい。


「貴様の両親か……1度ご挨拶をしないとな」

「へぇ…エステルってしっかりしてるんだな。

てっきり、戦うことしか能がないかと……ゴホンゴホン」

「私が、しっかり、してる……!?

………ま、まぁ当たり前だな。貴様に言われるまでもない」


……意外とアホな子で良かった。


「お兄様……私はもう、昔の私ではありません!!」


ファナが何か張り切っている。

夏休みの母さんベタベタ事件を思い出しているんだろう。

だが、どうやらファナは知らないらしい。

世間ではそれを……


『出た、フラグwww』


と、呼ばれる事を……


「それじゃあ、行こうか。

ーーー俺の家に」

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