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神羅転生物語  作者: watausagi
第2章 学園編 色々な大会編突入
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四連召喚魔物競技大会 無双

◇◇◇◇◇ーシンラsideー


……ふ……ふは…ふはははははは!!

遂に……遂にこの時がやってきた……

見える、見えるぞ……もがき苦しむお前らの姿が……

感じる、感じるぞ……絶望に打ちのめされるモブが……

ーーーちょっと悪役っぽく言ってみた。

さて、冗談はここまでにして本当にこの時がやってきた。


スライム無双の……始まりだ!!


〜〜〜〜〜


『おい見ろよアレ。あんなのがスライムなんだとさ』

『スライム? 変な形してやがんだな……』

『油断は禁物だぜお前ら。

まずはあのスライムから……いいな?』

『『『おう!!』』』


……何か声が聞こえるな…………おや、まさかスライムをどうにか出来るなんて思っているんだろうか?

ふっ…やれるものならやってみるがいい。

スライムの恐ろしさ……その身に味わえ!!


ーーー俺の目の前には、グラトニースライムをオリハルコンスライムで包み込み、そこにミスリルスライムで模様付けをする。

名付けて、スライム戦艦アヴァロン!!


さあ来るがいい!! 名前も明かされぬモブどもめ!!


《そろそろ始まります。

ーーーでは、始め!!》


『うぉぉおお!! 一斉攻撃だ!! 右から攻めこめーーー!!』

『スライムごときに負けてたまるかぁ!!』


……甘い……甘いのだよ!!


「アヴァロン! 左翼展開!!

フレイムスライム!!ブラストスライム!!」


アヴァロンの左側のオリハルコンスライムが剥がれ、そこからフレイムスライムとブラストスライムが

ポポポポポポポポッッッッ……

と顔を出す。


「よし……放て!! 〈火炎旋風〉!!」


ブォォォオオオーーー


……フレイムスライムとブラストスライムの複合技、〈火炎旋風〉。

これにより、アヴァロンを攻め込もうとしていた魔物は半分に減る。


『なんだとーー!?』

『んなバカな!!』

『ちっ……しょうがねえお前ら!!

逆から攻めるぞ。左だ左!!』


逆から攻める?


「フ、フハハハハハハッ。バカめ!

愚かな選択だ。それを俺が考えないとでも思ったか!!」


《どうしたんでしょう、シンラ選手》

《どうやらテンションがハイになってるわね》

《最高にハイってやつをですか……》


「アヴァロン!右翼展開!!

ポイズンスライム!! パラライズスライム!! アシッドスライム!!」


アヴァロンの右側のオリハルコンスライムが剥がれ、そこからポイズンスライムとパラライズスライムとアシッドスライムが

ポポポポポポポポッッッッ……

と顔を出す。

もうこの時点で自らの運命を悟ったのか、役20人青い顔をしているが……容赦はしない!!


「よし……放て!! 疫病神の嫌がらせ(カラミティ・ショット)!!」


バシャッバシャバシャッッッ


……ポイズンスライムとパラライズスライムとアシッドスライムの複合技……カラミティ・ショット。

この技によって、全ての魔物が地に伏せる。

総勢40体ものその光景、そして1人無傷でたたずむシンラ。

その姿、まさに神の如き!!


『あっ……あ……』

『ダメ……だった』

『お、俺のタム子ちゃん……』


「安心しろ、殺してはいない。

……殺したら失格だからなぁ!!」


《……完全に悪役ですね》

《魔王降臨ってとこかしら》

《正直今の私、シンラ選手負けてほしいかなーとか思ってたり思ってなかったり……》

《思ってたら……消すわよ?》

《消す!?》


◇◇◇◇◇ーレティスsideー


……だいじょぶ、だいじょぶ。

………んー…………がっつ……!


〜〜〜〜〜


『おい見ろよアレ。あんなちっこい魔物でオレ達モブ40に勝てるとでも思ってんのかよ?』

『まだ人生の苦ってやつを知らねえ若いお嬢ちゃんに、どうやら俺たちが現実の厳しさってやつを教えてやろうかな。

教育、教育』

『お前と年変わんねえよ……』


《むむむ……次はレティス選手ですか……

あのモサリスでどうモブ40に勝てるのか、とても興味がおるところです》

《私も、レティスちゃんが可愛いから気になるわ》

《可愛いは関係ないかと……おっと、そろそろですね……

ーーーでは、始め!!》


「……キュー……〈穴、掘って〉」

「キューキュー!」


ズボッ……ズドドドドドド………


《あれは! お得意の穴を掘るだぁぁあ!!》


ズドドドドドド………


《……》

《なんだか不吉な音ね。

私達の恐怖心をこうも煽ってくるとは……流石レティスちゃん》


ズドドドドドド………


「な、なんだぁ!?

一体今ここで何が起きてんだ!?」

「何時になったらこの音は鳴り止むんだよぉ〜……怖いよぉ〜……」

「お家帰りたい……ままぁぁあああ!!!!」


ズドドドドドド………………………


「……ん? あれ終わった……」


ピシッ……


「「「え?」」」


ピシッピシッピシピシピシ……

ドガンッッッッッ!!!!


「うわぁぁーー!!?? お、落ち……」

「あっごめ……」

「うわぁぁーー…………」

「……わりぃ、お前1人にはさせねえよ

ーーーうわぁぁ………」


《……なんという事でしょうか。

40体全ての使役魔物が……全て……どこまでも続く穴へと落ちていきました……》


「……足元が……お留守です…!」


《足元がお留守です……これは人生で為になりそうな言葉ね。

流石レティスちゃん…………人生の苦を味わった事はあるわね……》

《よく分かりませんが、レティス選手かっこいい、かっこいいです!!

これは誰がどう見たってモサリスの完全勝利!!

どうやら私達は、モサリスの事を甘く見ていたのかもしれません!!》

《……土の中を自由自在……これは案外、恐ろし能力なのかもしれないわ。

ーーー明日はティファナさんやセレナちゃんの活躍もあるわ。

お楽しみにね》

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