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神羅転生物語  作者: watausagi
第2章 学園編 色々な大会編突入
112/217

四連召喚魔物競技大会 チートな2人

◇◇ルール◇◇


⚪︎出場させる使役魔物は、あらかじめ選手登録を済ませ係員に報告する。

つまり、例え100匹でも1000匹でも問題はなし。


⚪︎上記のルールに加える。

例え選手登録に登録したとはいえ、それを必ず出さなければいけないという訳ではない。

自分のタイミングで勝利を掴め!!


⚪︎基本何でもあり


⚪︎↑でも、自分以外の使役魔物に、故意的に直接手を出すことは禁ずる。

間接的? おーけおーけ。


◇◇◇◇◇

《さーて始まりましたー!!

四連召喚魔物競技大会!!

今年は私と……》

《ペルセフォネで〜す》

《ペルセフォネ王女が、司会進行and実況をさせてもらいます!!

さてペルセフォネ王女、まず第一競技は何があるんですか?》

《ズバリ、障害物競走よ。

スタート地点からゴールまで、約5キロまでを競争してもらうわ》

《ほぉ………で・す・が、それだけではないんでしょう?

ただ走るだけでは、ないんでしょう?》

《道中、様々な障害物があるわ。

みんな気をつけてね♪》

《という事だそうです!

では皆さん、全力を尽くしてゴールを目指してください! 間も無く始まりますよ……

ーーーよ〜〜〜い……ドンッッ!!》


「いけ、スペーススライム……〈瞬間移動〉」

ピュン


「マネマネ! あれの真似をして!!」

ピュン


《おっとぉぉお!! 早速誰かが動き出し……えっと………え……ん?》

《どうやらシンラ君と、その後直ぐにシェリーちゃんがゴールしたようね。

障害物競走で障害物を無視……ふっ、ウケるわ》

《私にはよく言ってる意味が分からないのですが……

やけにペルセフォネ王女は冷静ですね。流石です》

《あのスライムを使役してるのはシンラ君よ。あのシンラ・アリエルト。

そしてモウ1人はその友人なの》

《シンラ・アリエルト……なるほど、噂は本当……いえ、この結果を見る限り噂以上の実力でしたね》

《ふふ、そうでしょ?

ーーーあら、どうやら、他の皆さんが第一障害へと辿り着いたようね》


「な、何だこれは!?」

「うおっ、落ちる落ちる……」

「あっごめん」

「うおぉぉおお………!?」


《どうやら最初の被害者が続々増えてますね。

……第一障害〈一本丸太〉。

約50メートルはある崖の間を、まるで橋のようにかけられた一本の丸太。

バランス感覚のある魔物ではないと、決してココを通れません!!》


「……キュー……〈木、掘って〉」

「キューキュー!!」


ドガガガガガガッッ………


《なんとー!! レティス選手のよくわからない使役魔物が、木を渡るのではなく、木の中をくり抜いて通っています!!》

《レティスちゃんの使役魔物はモサリス。

木の中土の中なら、自由自在に動けるのよ》

《なるほど……第一障害のコンセプトをまるで無視していますね。……あっ、掘り終えたようですね。

ーーーおや、あちらはセレナ選手の使役魔物が、華麗に素早く渡り終えたようで……おや?》


「ヒトラン、〈大炎極火砲〉!!」

「ガウッ」


ボフン

バキバキバキバキッッ


《………ま……丸太が……》

《セレナちゃんのカラライガーが、丸太を壊したようね》

《いいのですか!?

あれってアリなのですか!?》

《大いにアリよ。

間接的……つまり故意的に直接的ではない限り、ああいうのは大いにアリよ》

《なるほど理解しました。

すると、ここの時点で多くの選手が脱落ということですね》

《そうでもないみたいよ。アレ……》

《ん? ……おっ》


「飛びなさい、シニフォン!!」

「キュルルル!!」


《おおっと、黒い赤ちゃんグリフォンが飛ん……》


「キュルー…………」


《落ちたーーー!?

飛び切るどころか、半分も行きませんでした!!

2メートルというところでしたね》

《まだ赤ちゃんだものね。来年に期待しましょう》


「クーネ、頑張るのよ」

ぴょっこぴょっこ


《ん? アレは何ですか?》

《ティファナさんのクーネよ。

自分で水を出して移動しているから、決して落ちることはないわ》

《凄いですね……あっ、あの空を飛んでるワイバーンも落ちる事はないでしょう》


「ふははは、ワイバーンよ!!

貴様は飛んでいるのだ! その翼で私を勝利まで導け!!」


「……………クーネ、〈セクス アクアカレント〉」

ぴょこぴょこ

シュピン

ブクブク

ブシュッ

………………ドバァァアアン!!


「ギャーーアアァァァァァアア!?」

「ワ、ワイバーーーン!?」


《………ワイバーンが崖の中に落ちていきましたが……

ペルセフォネ王女、あれはアリなのですか?》


「手が滑っちゃいました」


《手が滑った……つまり直接的だったが故意的ではない………大いにアリよ》

《アリなのです火……

わたし今、目からウロコが落ちてます》

《ワイバーンを使役してる彼、以前魔物科の教室でシンラ君を貶したことがあるの。

……ティファナさんを怒らせると怖いという教訓ね》

《はい……理解しました。

ーーーどうやらもう他の選手がここを渡りきることは無いようです。

第一障害〈一本丸太〉……案外多くの選手が脱落しました》

《次の障害は……明日ね》

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