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神羅転生物語  作者: watausagi
第2章 学園編 色々な大会編突入
102/217

世界のシステム 前編

◇◇◇◇◇

「おっはようシンラ!」

「お、おはようございますぅ」

「ん、おはようエド、レミー」

「……ん」


武闘大会が終わった次の日の学園。最近の授業マンネリ化してるなーと思っていると、エドとレミーがやってきた。

エドは俺たちに挨拶をした後、急に顔をしかめた。


「どうした、エド?」

「いやー……な? 昨日武闘大会が終わったばっかりだっていうのによ、今日くらい休みでもいいのにと思ってよ」

「なるほどな……でも12月には魔物競技大会があるしな」

「俺は出ねえよ」

「俺は出るんだよ」

「そ…そうか……」

「そうだよ。それに、レティスだって出るんだぞ」

「……面倒くさい」

「……多分」


あれ、でるよね? 確かにレティスのは戦闘向きじゃなかったかもしれないけど(魔物を使役しよう3を参照)、競技だからな。力があればいいってもんじゃない。


ーーーガラガラガラガラ


「ほらー席につけ〜」


おっ……どうやら、先生が来たらしい。まだ、名前も知らない先生だ。


「……よし、静かになったな。じゃあ今からみんなに大事な発表がある」


『なんだ先生のやつ?』

『いつもとは違ってい真面目だなぁ』

『名前がダルイっていうのにな』


……確かに先生が真面目オーラを出している。情報が足りない……先生の名前がダルイということだけしか分からなかった。


「ほら静かにしろ。大事な発表というのはだな……この学園に新しい生徒が入って来るんだ」


『新しい……』

『生徒……?』

『ふむ……きっと女子生徒だな』

『どういう事だ?』

『ダルイ先生目を見ろ……恋する乙女だ』

『言われてみれば確かに……っ! ハートマークだと……!?』

『先生独身だしなぁ、休みの日には、手当たり次第若い女の子をナンパしてるっていう噂だ』


……新しい生徒か……まだ情報が足りないな。さっきから先生のどうでもいい情報ばかりが流れ込んでくる。


「では、入ってきていいぞ」


ーーーガラガラガラガラ


「私はエステルという。これからよろしく。……ん? よろしく……願う。……? 願い……願うす…………ふんっ」


教室を入ってきたのはエステルだった。最後挨拶の仕方を分からないで誤魔化したエステルだった。


「ふむ……おっ、シンラか」

「……なんでここに?」

「私は強くなりたいのだ。つまり、お前のそばにいた方が効率的だろう。

もう第1魔法学園では、私の上はいないからな」


そうなのか……というか、この学園って基本自由だよなぁ。たった1日でアインスをやめてこっちに来たのか。


『おお! 憧れのエステルさんだ!』

『……おかしい』

『何言ってるんだ?』

『さっき言っただろ? 先生は若い女の子をナンパしてるって。先生の好みは20代からなんだよ』

『なんだって……じゃあさっきまで目がハートマークだったのは……』

『ああ、対象はエステルさんではない。他にも……もう1人いる!』


こうしてみると、俺のクラスって結構向かいな人がいるんだな……でも、もう1人いる? 俺には感じられないが……


「それじゃあ君の席はあっちだ。

ーーーさて、みんなにはもう1つ伝えないといけないことがあるんだ。

実はこれから1ヶ月間の間、臨時教師となってくれる人がいる。俺のサポート役ってことなんだが……サポート……ぐふふ」


俺の先生好感度がダダ下がりなんだが……って、本当にもう1人いるのか?


「ぐふふ……じゃあ入ってきてくれ」


ーーーガラガラガラガラ


「どうも、ラファエナといいます。皆さん、少しの間よろしくお願いしますね♪」


『『『なにーーー(目がハートマーク)』』』

『なんだあの美貌!?』

『この学園、美女勢揃いだが……これはそんなオレ達でもびっくりするぜ』

『ぐふふと言いたくなる気持ちが少し分かった気がする』


教室を入ってきたのはラファエナだった。

……ラファエナ? ……え? ……ん?


「…………ぐはあっ!?」

「どうしたシンラ!?」


な…なんでここに……


「あっシンラさん!」


俺の焦りを知ってか知らずが、ラファエナはこちらに手を振ってくる。

くいくい


「……知り合い?」

「レティス……まあ知り合いといえば知り合い……かな?」


『おい聞いたか?』

『エステルさんまでに続き、ラファエナ様まで……』

『ちょっと待てお前ら。親戚というパターンも……』


「私、シンラさんに会いに来たんですよー!!」


『『『ぶっ殺す(目が殺意に満ちている)』』』

『もう親戚でもなんでもいいから羨ましい!!』

『世界とは……残酷だ』


ちょっとラファエナの空気読めない発言で、俺の命がピンチだ。


「くっ……ラファエナちょっと来い」

「えっシンラさん……?」

「ーーーっ!! シンラ、何でラファエナさんと手を繋いでいるんだ!!

おい! 先生の話を聞け!!」

「すいません先生、ちょっと話があるんです。しばらくの間失礼します」



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