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コネクトゲーム~デスゲームへようこそ~  作者: 雨のち晴れ


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4/5

武器を貸して

配信の画面が冬夜から切り替わり別の場所を映す。


【強制参加の7人視点】


突如、強制的に選ばれた7人。その者達は、円を組むように同じ場所に立っていた。


「おい、誰かがUnknownを倒したぞ?」


「マジかよ!まだ、始まって5分も経ってないぞ?」


するとここで、1人の男が、


「皆、聞いてくれ!俺は、以前このコネクトゲームに参加した事がある!」


「え!?」


「マジで?」


≪おっ!ダイゴと包帯姫の他にも経験者が居たのかw≫


≪だが、強制参加組w≫


≪↑それw前回生き延びれたのに、今回も参加wかわいそすぎるw≫


「だから、俺の言う事を聞いていれば誰も死なずに帰れる。」


「ほ、本当か!?」


「あぁ。それに、皆も1度ぐらいは名前を聞いたことがある人物2人が今回は参加している。ダイゴと包帯姫だ!あの2人が今回参加している。」


「お、俺知ってる。ダイゴってあのチャラチャラした男だろ?見た目はあんなんだが、相当な実力の持ち主・・・。」


「あぁ。俺も配信を見ている限り、包帯姫と引けを取らない強さを持っていることはわかる。」


「なぁ、包帯姫って、あの何もかも謎に包まれたゴスロリ少女だろ?コスプレなのか、訳ありで包帯を顔に巻いているっていう、全てが謎に包まれた女性。」


「うむ。ダイゴとは違い、無口で何も語らずいつも黙々とUnknownを倒している。」


「そ、その2人が居るって事は今回は俺達の勝ちか!」


「よ、よかったぁ。」


「なら、俺達はここで静かにしているのが良いって事か。変に動けば、あの2人の邪魔をするかもしれないしな!」


「そうね。あそこのお店に隠れてやり過ごしましょ!」


こうして、今後の方針を決めるのだがここで誠二が提案する。


「それもいいんだが、どうせならバラバラの建物に隠れよう!1つの建物に皆が固まると、いざという時に混乱が起きる。」


「た、確かに。出口もいくつもあるわけじゃなく、間違いなく逃げ遅れる人も出てきてしまう。」


「その通りだ。ここは、1人1つの建物に隠れよう!」


「賛成!」


「俺も誠二さんの意見に賛成だ。」


「よし!じゃ、各自慎重に移動を開始してくれ!」


「「「はい」」」


≪あの誠二っていう奴、優秀だな≫


≪ですね。周りが良く見えているって言うかなんて言うか。≫


≪こいつらが姫の邪魔さえしなければそれでよし!≫


≪モブはモブらしく何もしないのが一番≫


≪↑それなw≫


だが、この作戦がこの後包帯姫を危機へと導いてしまう。誠二達が建物に隠れて10分。開始15分経過のアナウンスが流れる。


【ビィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ】


【コネクトゲーム終了まで残り45分】


このアナウンスを聞いて、強制参加組は各々思った。


(よし、15分経った。あと45分耐えれれば。)


(あと45分もあるの?早く終わらないかしら。)


(あー、神様どうか無事に生還できますように)


15分過ぎて安堵する者、あと45分もあると嫌気がさす者、神に祈る者。そして、ここで思わぬ人物が強制参加組の前に現れる!


「「「!!!」」」


包帯姫だ。包帯姫は、警戒する事もなくただ歩いている。その姿は、余裕すら感じさせる立ち振る舞い。


(なっ!あれは、包帯姫!)


(え!?何の警戒心持たずに歩いている?正気なの?)


そんな反応を見せる強制参加組。だが、誠二だけはわかっていた。包帯姫がここに現れた理由。それは、現在この近くに3体のUnknownが居る。


誠二は建物に隠れてから、アクティブソナーを使い周囲を確認していた。すると、この付近に3体のUnknownが居るという事実。それを倒しに、包帯姫が現れたという事を。


≪姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ≫


≪姫が来たぞ!って事は、ここにUnknownが居るのか?≫


≪だとしたら、姫の邪魔だけはすんじゃねーぞモブども!≫


≪やったれー、姫!≫


そして、ここで誰もが予想だにしない出来事が起こる。誠二は思った、


(ここで、誰かが囮にならないとダイゴも包帯姫も直ぐには動けないだろう)


そして、


【バンッ】【バンッ】【バンッ】


【パリンッ】【パリンッ】【パリンッ】


「「「!!!」」」


突如、誠二が強制参加組の1人が隠れている建物のガラス目掛けて発砲した。発砲によりガラスが割れ、中に居た女性が悲鳴をあげる。


「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」


「誠二さん!あんた何てことを!」


ここで、誠二の意見に最初に賛同した男が叫び、音と悲鳴を感知したUnknown3体が一斉に包帯姫の所に集まる。


≪おい!おい!おい!おい!≫


≪何やってんだよ、モブども!バカなんじゃねーか!≫


≪ギャャャャャャャャャャャャ!姫がぁぁぁぁぁぁぁぁ≫


≪逃げて、姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!≫


包帯姫は、直ぐにハンドガンとクナイを持つ。そして、空から現れたUnknownが1体、包帯姫の前へ立ち塞がる。


包帯姫は、すぐさまクナイをUnknownの前足の関節に向けて投げ、建物の中に隠れる。Unknownも直ぐに包帯姫目掛けてレーザー砲を撃つ準備をする。


包帯姫の投げたクナイは関節に刺さり、1ダメージが入りUnknownが傾くと同時にレーザー砲が放たれた。傾いたおかげで軌道がずれ、包帯姫の横にある立て看板が衝撃と共に吹き飛ぶ。


その様子を、建物の中から見ていた強制参加組が皆思う。

あんな攻撃を食らったら、ただでは済まないと。パニックに陥った強制参加組の数名が、ハンドガンを建物中から乱射する。


「あぁぁぁぁぁぁぁああぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁぁ」


【バンッ】【バンッ】【バンッ】【バンッ】【バンッ】


しかし、恐怖のあまり取り乱している強制参加組の攻撃はUnknownには当たらない。そして、Unknown砲台が強制参加組の1人に向けて照準を合わせてレーザー砲を撃つ。


【ドンッ】


耳を潰すような高周波音と共に爆音が起き、Unknownの放ったレーザー砲が建物の壁に命中して壁が粉々になり、強制参加組の人物が姿をあらわにさせられる。


≪あいつ、終わったな≫


≪はい、死亡確定!≫


≪お疲れさまでした。あの世で、最初に撃ったアホを恨んでくださいw≫


≪いや、まだ包帯姫が居る≫


≪姫ならきっと!≫


≪助けなくてもよくね?≫


≪でも、助けないと人類側も人数的に不利になるのでは?どうせ、残りの強制参加組もやられるだろ?≫


≪確かに、ここに居るモブは全員死ぬだろうな。だとすると、残るは姫とダイゴそして、あの人外の3人か。≫


≪3対9ってwww≫


≪人類側は詰みじゃねーか?≫


≪あぁぁぁぁぁぁ!俺達の姫がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!≫


すると、ここで包帯姫が動く。姿を露にさせられた強制参加組の人物の方に向けて、スモーク弾を投げる。すぐさま、辺りは煙で覆われ、Unknownが強制参加組の人物を見失う。


すぐさま、包帯姫はその人物の所へ走り、手を掴んでその建物から別の建物へ移動する。


「あ、ありがとうございます。」


「―――――――――――――――――武器を貸して。」


「え!?あ、は、はい。」


包帯姫は男を見つめる。そして男は、剣を出し包帯姫に渡す。


「――――――――――――――――――――あなたはここを動かないで。Unknownは私が倒すから。」


「は、はい。わかりました。」

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