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[死のうとした僕が生きる理由]  第二話「地獄から開放される日」

第二話「地獄から開放される日」

その日は朝から

もう二度と戻らないかもしれない家を後にして

零時の両親は笑顔で送り出した

零時は学校の制服を着て

両親にはあたかも普通のように見せかけていた

このとき両親は彼がもう帰らないかもしれないということは知りもしなかった

そうして学校に行くために駅に向かった

そうして改札にはいり

もうこの駅には帰らないのかと思いながらホームへ

そうしてあの計画を実行に移す

まずこの計画のためにある程度遠い場所に行く必要があった

そうして計画していた場所に到着した

そこでひたすらあるものを待ち続けた

そうして時は満ちた

零時は線路へと飛び込もうとしたその時

零時は目をつむりながら考えた

「もうこの地獄で生きずに済む」と思っていたが

なぜか零時は線路に飛び込んでいなかった

零時はホームに座り込まされていた

近くに女性がいた

零時は言った

「なんで死なせてくれないの?

 またあの地獄で生きないといけないじゃないか

 ふざけんなや」

その女性は言った

「君がなんと言おうが絶対に死なせるものですか

 私も昔 死のうとしたよでもあの時に気づいたんだ

 大人に相談していろいろしてもらって

 死のうとすることが馬鹿らしくなったよ

 でも 私は君の死にたい気持ちを否定するつもりは全く持って

 ないよ でもね いっかい私に話してほしい

 無理に話せとは言わない でもゆっくりでもいいから話してほしいな

 とりあえずベンチに座ろうか」

零時は

無意識に涙が出ていたそうで

その女性はハンカチを差し出し

こう言った

「泣きたいなら泣けばいいよ

 泣くことは恥ずかしいことではないのだから」

それから時は流れて

その女性は

「そういやお互い名前知らないね

 私は陣城(じんじょう) 刹那(せつな)

 君の名前は?」

零時は答えた

「ぼくは雁月(がんずき) 零時(れいじ)

 学生です」

刹那「とりあえず

   どっかに遊びに行かない?」

零時「学校とかどうすんのよ」

刹那「まぁ1日ぐらいなんとでもなるって」

零時「えぇ?」

刹那「連絡先教えてよ

   なにかあれば相談のるよ」

二人はここで連絡先を交換した

それから移動して

とある施設に二人はいた

そこで

刹那「現実忘れて遊ぼうよ」

零時「うん」

刹那「なんか欲しいものとかやりたいこと言ってみなよ

   できることならしてあげるよ」

零時「でもお金とかどうすんのよ」

刹那「奢るから気にせす思いっきり零時のやりたいことやろうよ」

零時「じゃあ

   模型ほしいな」

刹那「いいやんか

   趣味があるっていいよね

   で何がほしいの?」

零時「これ」

そうして時は流れ

お昼時に

刹那「どこで昼飯食べるよ?」

零時「うーん特に食べたいものないし

   刹那の好きなもんでええよ」

刹那「じゃあこことかどうよ」

零時「いいね じゃあそこ行くか」

そうしてそこに行き

零時は美味しそうに食べていた

刹那「美味しい?」

零時「美味しいよ」

刹那「私も昔 死のうとした時に連れてこられて 美味しくて

   その時に思った なんか死ぬのが馬鹿らしいなって」

それからの二人は現実忘れて遊び呆けた

そして刹那の家に零時はいた

そこで問われた

過去に何があったのか

零時の過去とは・・・


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