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治療の日々と夏子の言葉
病院の毎日は単調だ。
起きて検温、血圧、酸素量の測定。ご飯
検査や処置、リハビリ。その繰り返しだ。
面会のある患者はまだいい。俺みたいに会社組織にも組み込まれず。地元でも無い人間は誰も来ない。
俺はその頃はなっちゃんと呼んでいた。夏子も別に嫌がる訳でもなく返事してくれた。
ある時俺の顔を見てふーっとため息、やっぱり永井さん見てる癒されるんです。私と。
えー変なこと言われたなー。
またつぎの日もやっぱり癒される。と
特別な感情が有るのか?
ある時カーテン締め切って面会者用の椅子に腰かけてパソコンの打ち込みを始めた夏子。これ。早く仕上げなきゃ行けないからと。おいおい、俺の病室でやるんかい!
悪い気はしなかった。
そんなある日の夏子が急に
私に深入りするときっと嫌いになります。と言い出した?
永井さんが思ってるような女じゃないんですと。がっかりして、何だあの女みたいになるからと。言い出した。
訳も分からず聞いていたが。その日は反論はしなかった。