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世代の勇者  作者: グミ
第一章 「王国」
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第七話 「3人」

前回、ヴァートとアイスは青ローブ「ギル」と対峙した。

魔法反射と物理反射を兼ね揃えたギルにヴァートとアイスは手も足も出なかったが、ホープラスのバリアがギルを閉じ込める。残りは3人。無事サード村を守れるか?


赤ローブ「ザーク」 撃破

青ローブ「ギル」  撃破

黄色ローブ

緑ローブ

紫ローブ

「いつまでくっ付いてるんだ?」

▶︎黒髪の少年【ヴァート】


「二人の間だけ」

▶︎白髪の少女【アイス】


「そうか」


アイスを背負っていると最高速度を出せない。どうしたもんかと考えているヴァート。


「アイス?このままだと時間が掛かる…」

「嫌なの?」

「嫌じゃないけど…」

「じゃあ良いじゃん!」

アイスは嬉しそうに答え、さらにヴァートに絡みつく。


「走りずらい」

「すぐ終わるから」

「?何ガッ!!?!!」

突然冷たい冷気が走っているヴァートの背中を押した。

冷気に押されながら振り返るとさっきまで背中にしがみ付いていたアイスがヴァートを見ながら言った。


「ヴァートはそのまま緑のローブまで行って!」

「アイスは?」

「私は黄色のローブを倒すー!」

「了解!」

ヴァートは返事をしたと同時にアイスの視界から消えた。


      〜〜〜第七話「3人」〜〜〜


「相変わらず速いし…カッコいいな…」

アイスは呟き、背中から振り下ろされた剣を氷の結晶で弾き返した。


「?!」

「ヴァートばっかり活躍してるし…私も頑張ろうかな」

ゆっくり振り向き、体制が崩れた黄色のローブに追い討ちで魔法を放つ。地面から生えてくる氷の柱が黄色のローブに襲い掛かる。


「!!!」

氷の柱で黄色のローブを貫くつもりだったが、崩れた体勢から体を動かす。ローブは破れたが本体には当たっていない様だ。


「へぇ〜!やるじゃん!」

体制を整えた黄色ローブはアイスから距離を置き、破れたローブを地面に捨てた。


「やっかいだな…」

反勇者組織[黄色ローブ]【レイ】

そう言うと片腕で黒髪の少女は短剣を再び握り、アイスを警戒する。


………

「可愛い…」

「なっ!かわ?!」

あまりの可愛さにアイスは言葉が漏れた。

同い年だろうか?年齢はとにかくとても幼く見える。黒髪の少女は肩を震わせ赤く輝く目でアイスを睨む。


「な!なめないでよ!」

「?褒めんだよ?」

「----!!」

黒髪の少女は左手で短剣を構え、右足を踏み込む


「言っとくけど殺すから」

黒髪の少女の気迫にアイスは少し驚く。


「なんだか…ヴァートみたいだね」

微笑むアイスは右腕を黒髪の少女に向けた。



--------------

アイスを下ろしたヴァートはトップスピードで地面を駆ける。ヴァートの視界には緑のローブを捉えていた。


「あと20秒で対面するな…」

ヴァートは戦いに向けて心を落ち着かせる。


(さっき見たいなミスはしない…最大限警戒して行こう)

ヴァートに気付いた緑のローブは立ち止まり左手をヴァートにかざした。

その構えにヴァートは見覚えがあった。ずっと一緒にいたから分かる。あのモーションは…


「魔法攻撃か!!」

魔法が着弾する前に緑のローブを倒す。アイスとの練習試合で魔法相手に距離を取る事が自殺行為だとヴァートは知っていた。


「は!相手が悪かったな!!」

トップスピードを落とさずに近づいて来るヴァートに緑のローブは思わず下がる。


「遅いんだよ!」

既に攻撃の間合いに入っていたヴァートは緑のローブの横腹に足蹴りを喰らわせた。と同時に、放たれた魔法はヴァートの視界を赤色に燃やした。


ドカンッ!!!



「?!?!」

「グッ?!」

激しい爆発音が辺りに響く。

爆発風に吹き飛ばされたヴァートは緑のローブを探した。視界に入った緑のローブは無惨にもボロボロに破れて地面に捨てられていた。


「そんなにあのローブが気に入ったか?」

▶︎反勇者組織[緑ローブ]【バン】


土煙に紛れてヴァートの死角をとった白髪の男はヴァートの頭に左手を向ける

「しまっ」



ドカンッ!!!


再び辺りに爆発音が辺りに響く。さっきもそうだが、耳元での爆発音はかなりの精神的ダメージをヴァートに与えていた。しかし、その爆発はヴァートには当たらなかった。


「なんだこれは?!」

白髪の男が放った爆発は確かにヴァートの死角を突いていた。だが白髪の男とヴァートの間に薄水色のバリアの壁が作られていた。


「ホープラス?」

耳鳴りが激しく、頭が痛いヴァートは咄嗟にホープラスがいる方を向いた。


「なんだ?すぐに消えるのかよ。」

白髪の男が呟き、唖然としているヴァートにもう一度左手を向ける。


バリアが壊れた。

ヴァートは見た。サード村全体を見渡せる薄水色のバリアの柱が粉々に砕けたのだ。そして、目の前のバリアも砕けた。


「死ね!!」

掛け声と同時に再び爆発音が響いた。





-----------


「ヤバい…」

▶︎黒髪の少年【ホープラス】


息の荒いホープラスは薄水色のバリアの床に頭を打ち付けた。


「まだダメだ…バリアは消さない…」

ホープラスの体力はとっくに限界だった。魔法はマナをバリアは体力を消耗する。

現にホープラスは直径300mを超えるサード村の全体を見渡せる程のバリアとAランクの赤、青ローブを閉じ込めるバリア維持、紫ローブと戦っている兵士や旅人の援護を長距離から行っていた。

そして…


「?!」

ホープラスは飛んでくる斬撃をバリアで防いだ。この斬撃は一定の時間差を持って飛んで来る。方角は東。紫ローブからだった。


「あの量の兵士と旅人を相手に…こんな遠くにいる僕まで狙うなんて…」

ホープラスは斬撃に警戒しつつみんなの安全を確認した。


「ヴァート!」

北東方向に激しい土埃と薄らと見える白髪の男がヴァートに攻撃しようとしていた。


「させない!」

白髪の男の攻撃を防いだ。その時だった。

東から飛んで来る斬撃が、ホープラスの脇腹を貫いた。





次回「思い」

敵情報

赤ローブ「ザーク」(男)(34歳) Aランク 短剣使い

 スキル「暗殺」


青ローブ「ギル」(男)(35歳) Aランク 

 エンチャント魔法使い スキル「魔法反射」 

 エンチャントローブ「物理反射」


黄色ローブ「レイ」(女)(34歳) Aランク 短剣使い

 スキル「採血」 スキル武器「血力」


緑ローブ「バン」(男)(25歳) Sランク 属性魔法使い(炎)

 スキル「爆発」


紫ローブ「???」(男)(47歳) Sランク? 短剣使い

 スキル「???」

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