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世代の勇者  作者: グミ
第四章「休日」
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第七十話「第二勇者パーティ総戦力」

前回、【支配の魔神】クーストと【光の勇者】ライトが対戦し、ライトが勝利した。目を覚ましたヴァートとリーラは、それぞれ互いの思いを打ち明けた。

わいわいと賑やかな声がこぼれる部屋の外から、咳払いをする勇者。

慌てて離れたホープラスは、元気よく挨拶した。


「お疲れ様です!!」

▶︎第二勇者パーティ所属【ホープラス】


「うん。みんな起きた事だし、昨日起きた事を纏めようか。」

▶︎[盾の勇者]【ラペン】

振り向いたラペンの後ろから、続々と勇者が現れる。


「お疲れ様!!元気そうでなによりだよ!」

▶︎勇者候補[光の勇者]【ライト】


「…生きてて良かった。流石だね。」

▶︎[回復の勇者]【ヒーリェ】


「なぜそう急ぐ?無理に押すな」

▶︎[剣の勇者]【ノア】


「話を早く終わらせる為ですよ~ほら歩く歩く」

▶︎ 第二王国前線指揮官【ミスリラ】


「……」

▶︎[魔法の勇者]【アイリス】


勢揃いした第二勇者パーティにプラス三人。男性二人と女性一人が入室した。


「え?!」

「あぁ説明してなかったね。今回の第二魔王軍戦には、勇者学校特待生も加わる。みんな仲良くね?」

ラペンが笑うと、後ろの少女は声を上げた。


「わぁ!!見て見てロゼくん!!ヴァートくんとホープラスくんがいるよ?!?!」

▶︎勇者学校特待生【セリア】


「んぁ?!?!だからそのような行動は人気の無いところで?!?!?!」

▶︎勇者学校特待生【ロゼ】


「…うるさ。」

▶︎勇者学校特待生【エリック】

ため息を吐いたエリックはヴァートを見る。その後、アイスとホープラスも視界に入れた。


「……よろしく」

「…!よろしくお願いします!!!」

▶︎第二勇者パーティ所属【ヴァート】


「セリア先輩!!またまたお世話になっちゃうよ!!」

▶︎第二勇者パーティ所属【アイス】

「え?!?!私もしかして有名人?!」

「……?セリア?」

表情が曇ったロゼは、セリアの顔を見る。続いてアイスを視界に入れると一人で納得し解説を始めた。


「…悪い。セリアは断片的に人との記憶を失う事があるんだ。理解した上で、納得してくれると助かる。」

「そうなんだ?!?!アイスだよ!!!よろしくね?!?!」

「…うん!!ごめんね?!」

ニコニコするセリアを見てホッとしたロゼは、奥に座る片腕の女性に話しかけた。


「生きてて嬉しいよ。リーラ」

「…………うん」

▶︎第二勇者パーティ所属【リーラ】


「え?!リーラちゃん?!?!」

驚いたセリアは、リーラを見るやいなや興奮した。


「またまた同じ戦場だね?!?!一緒に頑張ろう!!!」

「……はい(照)」

「ちょいちょいストップ!!これじゃキリないよ!!お楽しみは話の後で!」

割り込んだミスリラは咳払いをすると、雰囲気を変え話し始めた。


「第一魔王軍幹部【支配の魔神】【嘘奪の魔神】【異界の魔神】【時間の魔神】。そして第一魔王【終末】。彼ら五名の行動が見られたのが昨日の夕方。それに続き第二魔王軍との接近。【嘘奪の魔神】と【終焉】に至っては、行動理由すら判別できていません。何時どこで誰が接敵するか分からない。最悪な話。……第二魔王軍戦にて、第一魔王軍幹部が出現する可能を考慮しております。それを踏まえ、勇者候補[魔神の勇者]【カイト】様にも増援を頼んでおります。戦力の増加と最悪に備え、魔王城に入る戦力と、魔王城付近の戦力を配置を変更致しました。各自把握お願い致します。」


▶︎第二魔王城殲滅メンバー

TOPランク[剣の勇者] 【ノア】

1thランク [魔法の勇者]【アイリス】

1thランク [盾の勇者] 【ラペン】

1thランク [回復の勇者]【ヒーリェ】


▶︎第二魔王城周辺殲滅メンバー

1thランク [魔神の勇者]【カイト】

1thランク [勇者学校特待生]【ロゼ】

3rdランク [第二勇者パーティ所属]【ヴァート】

3rdランク [第二勇者パーティ所属]【アイス】

3rdランク [第二勇者パーティ所属]【ホープラス】

4thランク [第二勇者パーティ所属]【リーラ】


▶︎後衛管理及び支援

1thランク[光の勇者]【ライト】

4thランク[勇者学校特待生]【エリック】

4thランク[勇者学校特待生]【セリア】

4thランク[指揮官]【ミスリラ】


「え?!?!ロゼさん1thランク?!?!?!」

驚いたヴァートはロゼを見ると、笑顔で返された。

ランクが上がり喜んでいるアイスとホープラスを、セリアは元気よく称える。


「あっ?!ねぇねぇ?!」

突如手を挙げたアイスは、1番の疑問を聞いた。


「第二魔王軍の人達。話した感じ悪い人じゃ無かったよ??戦う必要無いんじゃないかな?!」

「その事ですが」

割り込んだミスリラは、悲しそうな表情をしながら報告を続けた。


「昨日のテン村での事件後、王国にてシャル先輩が襲撃を受けました。」

「?!」

「…え?」

「意識不明の重体……右目が抉られるほどの傷です。居合わせたエデン様が【リセット】を行い、後遺症や傷はありませんが……目撃証言によりますと、最も犯人として可能性が高いのは、第二魔王軍見習いの【ルーブ】と言う男です。王国侵入時と逃げた際、彼のスキル【位置交換】だと容易に可能であると……」

「ちょったんま?!ルーブ?!あいつ俺達と一緒に戦ってたって?!?!」

「…しっかりと視界に居ましたか?」

「見ては無いけど……【位置交換】で、反勇者の援護してたし、俺も助けて貰ったし!!」

「第二魔王軍には、【位置交換】保有者が二人いますよ」

「?!」

「…可能性があるなら、手を抜くことは甘えです。そこに優しさや同情があったとしても…最悪を考えて動くことが、みんなや自分を守る事に繋がります。」

「……でも」

「…しかし、エデン様はこのような事も仰っていました。姿を敢えて僕に見せたのかも……と。…第二魔王軍と第二勇者パーティを完全に対立させる為に、他の誰かが仕組んだ可能性もあります。」

「……」

「…申し訳ないです」

下を向いたヴァートに、ミスリラは謝罪した。例え最適な行動だと言え、感情はその様に動かない。


「いや…こちらこそ。勇者になるなら…最悪を考えないとですよね。」

「……ご理解感謝です。…今日と明日はゆっくり休んでください。明後日から戦いは始まりますので。」

頭を下げたミスリラは、部屋を後にした。


「…」

「まっとりあえず……予習と復習…やろっか?」

ラペンが明るく声を上げると、座り込み笑った。


「【リンク】と【促進】について。」


次回「【促進(ブースト)】」

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