第五十五話「成長速度」
前回。ヴァートはレーチ、ゴードと出会う。一方、アイスは、ホープラスと対面していた。アイスの新技「アイスソードβ」により、バリアの攻撃を防ぎきったアイスだったが、本体の攻撃により、敗北する。
レーチの【盤上】で飛ばされるヴァートは、目の前の森を包む氷のドームが破壊されるのを目にした。
「?!くそ!!!!!」
「……そんな瞬殺されるたまじゃないだろ…」
眉を細めるゴードは、顔を上げた。
「おっさんは何やってんだ」
「……すいません」
「?なんで謝るんだよ」
「…俺が【記憶】残してれば……」
「…進化させればいいだろ」
「…んな無茶な…」
「なら目標だ。俺は死なない。ヴァートはスキルの進化。」
「分かりました。」
「おう。」
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「#####…###…##……##########」
[僕のせいで人が死ぬのはもう嫌だから]
「###"##"#」
[分かってる]
「######」
[みんなを守らないといけないんだ]
「#####」[そのために]
「##く#らない###ない#だ」
第五十五話「成長速度」
氷が散り、風は止む。
【盤上】の射程外に投げ出されたヴァートとゴードは、蹲るホープラスを視界に入れた。
「……」
「よう。元気か?」
「#…##?」
振り向いたホープラスの顔は、ノイズがかかり見えない。
「敵じゃねぇよ」
「?!分かるんですか?!」
「薄らとな。俺は"そう言う体質"だ」
「#######」
「仲間だ。今も。これからも。」
「##」
「おう」
「################」
「…馬鹿が。」
「な、なんですか?!」
「################」
「話し合いの結果は?!」
「目を覚まさせる事に変更!!力ずくでな!!」
戦闘態勢に入るゴードとヴァート。
下を向いたままのホープラスは、右足を軽く浮かし、地面に下ろす。
瞬間
「「?!」」
地面を抉りながら生成されたバリアの棘が襲いかかる。
剣で受け流し、追撃は飛び越え避ける。すぐさま顔を上げるとバリアの上を走るゴードが、ホープラスに近ずいていた。
「間隔開けねえからすぐ避けれる!!」
「####」
「あ?やんのか?」
右腕をのばし、拳を握る。顔目掛けて放たれた拳を、ホープラスは左腕で受け流し、そのまま拳を放つ。
「##?!」
「遅せぇよ」
ゴードは左手首で弾き上げ、瞬間右脚を伸ばし、腹を蹴り上げ吹き飛ばす。
「凄?!」
「…」
体勢を下げ距離を詰める。砂埃から飛び出たバリアを反射神経で避け、防御に入る両腕を掴み、引く。
「【加速】」
「#」
めり込んだ膝は、90°の半回転を見せ、横腹を蹴り上げる。吹き飛ぶホープラスの腕を握り締め、止める。
「【加速】」
「???」
左手を離し、右手を捻じる。体勢が崩れたホープラスの左肩に拳を叩き込む。
バキッ
「#####?!?!」
「【加速】」
右手を離し、地面に倒れるホープラスを右足で蹴り飛ばす。
ドゴンッ!!!!
砂埃で視界が見えないヴァートは、剣を【120%】の力でバリアに叩き付けた。
バンッ!!!!
砂埃を晴らし顔を上げる。左肩を抑え、呻き声を上げるホープラスに、追い打ちを仕掛けるゴード。
瞬間。
ゴードの目の前に、巨大な氷の壁が生成された。
「…やりすぎ」
「?!アイス?!?!」
「助けるんでしょ…?もっと違うやり方がある」
「…生きてたか」
水色の光を纏ったアイスは、ヴァートに微笑み、ホープラスの元へと歩き出した。
次回「助ける」
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メリークリスマス!!!!!(*˙꒳˙)メリクリ




