第五十話「ヘルアVSゴード」
前回、勇者パーティ選別戦が始まり、直後[アルベ・イス]を[記憶]したヴァートは、レーチの誘拐を失敗し、ゴードと対面する。4対1に引けを取らないゴードに、ヘルアはタイマンを挑んだ。
森の中を走るヴァート、ミールは、互いにリーラの手を握り、リーラが叫んだ。
「[異常回復]!(急がないと!)」
「ありがとう!(#´ᗜ`#)」
「作戦が壊された!!…急いでレーチを倒さないと…」
「アイスドーム」
「「?!?!」」
「?!避けろミール!」
「꒪꒫꒪)?!」
咄嗟に動いたミールの地面から、水色のバリアが三角上に伸びた。凍える大気が3人を包み、ヴァートは恐る恐る息を飲む。
「二人同時…」
第五十話「ヘルアVSゴード」
3人を逃がし呼吸を整えるヘルアは、即座に右手を握った。
「破壊」
「…[盤上]を壊したか。…それで?なんでそんなに変わってないんだ?」
「黙れ」
「…悪いけど…最弱コンビは卒業したぜ!!即終わらす!!!」
「結成したつもりはねぇ」
右足を踏み込み、模擬刀を左腰に当てる。
「親友流」
「あ?…?!?!?!」
瞬間。勢いよく放たれた斬撃を、ゴードはギリギリで避ける。上着が破け、汗を流すゴードは、ヘルアの模擬刀を視界に写した。
「お前それ…」
模擬刀に風が舞い、ヘルアは呟く。
「疑似付与。風。」
瞬間。動き始めたヘルアは、模擬刀を右手に持ち、右下から振り上げる。
「エンチャント魔法?!」
「なわけねぇだろ応用だ」
風が模擬刀を加速させ、同時にゴードの体を引き寄せる。
「?!」
咄嗟にガードしたゴードは、顔色を変えた。
「しまっ」
「破壊」
パンッ!!!!
「グッ?!?!」
左腕の骨が折れ、ゴードは再び汗を流す。追撃するヘルアは、模擬刀を離し、左手で殴った。
「?!っぶね!!」
手首を掴んだゴードは、反撃に左足で…
「だろうな」
「?!?!?!」
動かした左足は、ヘルアの落とした模擬刀にぶつかり、後ろに弾かれた。体制が崩れたゴードは、後ろに仰け反り、ヘルアは模擬刀を足で拾い左手に握った。
「寝てろ」
振り下ろされた模擬刀は、速度を上げゴードの腹にめり込む。と、同時に。ヘルアの顎に、左拳が触れた。
パンッ!!!!!
「?!?!」
「…入った」
一瞬のふらつきをゴードが見逃すはずも無く、半円を描く様な蹴りが、ヘルアの腹にめり込んだ。
「が?!?!?!」
瞬間二撃。
ガッ!!ドンッ!!!!!!
模擬刀は宙を舞い、ヘルアは地面に叩きつけられた。
「……」
「…ふぅ。おっさん終わり~~てか痛え……。治るっても、骨破壊はやり過ぎだろマジで…」
左腕を回しながら森の中を覗くと、氷の剣が地面から生成され、同時に水色の長方形が4本木々をなぎ倒す。
「うぉ…やってるなぁ」
ストレッチをし、背中を見せた瞬間。模擬刀がヘルアの上に転がった。
「さっさと次行くか…」
軽くジャンプし、体を慣らす。しかし、肌が感じとった気配に、ゴードは反応した。
「?!まさか!!!」
「崩壊」
バゴンッ!!!!!!!!!!!!!
崩れる地面。完全に意識を飛ばされた筈の男は、模擬刀をゴードに向けて投げた。
「ぐ?!気絶を破壊したのか?!?!」
(いや…でもどうやって……)
「破壊」
「?!?!」
着地時の地面に警戒したゴードだったが、破壊されたのは地面ではなく、投げられた模擬刀だった。風を纏った破片は散らばり、ゴードの皮膚にめり込む。
「ぐ?!?!?!」
(時間差破壊?!)
「崩壊」
「?!」
警戒を解いた地面が更に崩れ、足に岩が刺さる。
「?!」
(やべぇ…考える暇が……)
一瞬の遅れが、ゴードの判断を狂わせる。岩の瓦礫を利用し、近付いていたヘルアの右手が、ゴードの足に延びた。
しかし
「?!」
目の前から突然ゴードは消え、ヘルアは空気を触った。煙が立ち、後ろを振り向いたヘルアは、小さく呟いた。
「邪魔すんなよ…レーチ」
_________________
「どうしよう!!( •̀ㅁ•́;)」
「わかりません(汗)」
「ヤバすぎる!!!!!!」
氷とバリアの猛撃が、3人を襲う。
「一先ずバラけましょう!!!」
「あり!!(*'▽'*)」
「でも私から離れたら異常状態になりますよ?!(アイスフィールド)」
「?!確かに!!!」
「あ!( '-' )私がスーちゃん止めるよ!( ˶ー̀֊ー́ )☆」
突然振り向いたミールは、自身の胸に手を当て、囁いた。
「[魅力]。異常状態無効!( ˶ー̀֊ー́˶)」
「?!そんなの出来るの?!?!」
「気分だけだよ!!(*´꒳`*)」
「え?」
「まぁまぁまかせて!!(*´﹀`*)こう見えて私は思い込み強いから!(*ˊᵕˋ*)」
「関係なくないですか……?」
「信じて!!( •̀ •́)」
「ぅ……もう!!分かりました頼みます!!!」
「よし来た!ι(`・-・´)/」
「わ、私達はホープラス君???(どう戦えば)」
「そうなります!!ご武運を!!!」
リーラの手を握ったヴァートは、ミールと離れた。
「よし!( ー̀֊ー́)スーちゃんやろっか!!(*'▽'*)」
踏み込んだ右足の踵が浮いた瞬間。微かな音を立て、ミールは森に消えた。
次回「ミールVSアイス」
久しぶりですね?!?!色々ありまして、とある配信アプリで配信してました( ̄▽ ̄;)。言い訳無しで…サボってた……。
ご覧頂きありがとうございます!良いねと感想。ブックマーク登録も是非是非!!それでは!!!




