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世代の勇者  作者: グミ
第二章「選抜戦」
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第四十九話「優先順位」

前回、王宮にて[アルベ・グラント]と[アルベ・イス]が喧嘩を起こし、アキラの試練に呼び出された推薦入学者達は、赤と青チームに別れた。

盤上に動かされた8人の推薦入学者は、互いに驚き声を上げる。

「ぅえ?!?!」

「お!宜しくな!!」

「!!」

「よろしくね!!(*'▽'*)」


「それじゃあ10分間の作戦会議を設ける」

[盤上の勇者]が手を叩くと、空に600と書かれた文字が減り始めた。


赤チーム[ヴァート][ヘルア][ミール][リーラ]

「震えて待ってろ」

「ヴァーくん""(°͈ᗜ°͈ )Ξ( °͈ᗜ°͈)""ヘルッチ!!リーちゃんも仲間だ!!(っ '-´(( '-' )」

「はい…(近い…)」

「よろしくみんな!!……」


______________________


名前 ヘルア

スキル 破壊(ブレイク)

死亡数 0

弱点  無し

ランク 5thランク

______________________


名前 [####]

スキル 魅力(チャーム)

死亡数 0

弱点  スタミナ、魔法

ランク 4thランク

______________________


名前 [リーラ]

スキル 異常回復、リンク

死亡数 0

弱点  魔法、連続した攻撃

ランク 4thランク

______________________


「?……ミールさんだけ…」

違和感を覚えながら、ヴァートは視点を動かす。瞬間目の前にバリアと氷の壁が生成され、思わず息を飲む。


「!!そうか……アイスとホープラスが…敵…」

「わぁ?!Σ(゜Д゜ ) 」

「ヘルアさん!!壁を!!」

「…ダメだ。多分もう居ない。」

ヘルアが触れ、破壊された壁とバリアの向こうにはもう…誰も居なかった。


「…ホープラスのバリアとアイスの攻撃は、俺一人で完封できる。…ゴードもどうにかする。ヴァートとミールはレーチの無効化を最優先に動け」

「いけるんですか?」

「やる」

「わかった!(๑•̀ㅂ•́)و✧」

「あ…の!!私は…(戦力外?)」

「リーラは俺のカバーを頼む。」

「は!はい!!」

「…」


_________________

青チーム[アイス][ホープラス][レーチ][ゴード]


「信頼してる…だからこそ狙われるのは僕からだ」

盤上を消し、落ち着いた表情で顔を上げたレーチは、ゴードに指差し、呟いた。


「ゴードが攻略の鍵だ。」

「あ?」

「一通り見た中で君だけなんだ。変化が無いのは…その分目に見えない変化は刺さる。」

「…そう言うお前は、雰囲気が変わったな?…ヤダヤダ言ってた奴がよ…」

「…うん。そいつは殺した。…じゃないと勝てなかったから。…最優先に狙うのはリーラからだ。」

「…?ミールとヴァートじゃないのか?」

「うん。ミールのスキルは強力だしヴァートのスキルも未知数だけど、リーラの[異常回復]を止めさえすれば、僕の[盤上]が使える。」

「触れさせないって訳か…だったら…」

ゴードが考えた瞬間。1人の少女が声を上げた。


「ヴァートのスキルなら私が全部知ってるよ!」

「…そうか。教えて貰っても?」

「うん!スキルは2つ。[120%]と[記憶(メモリー)]。」


スキル解説

[120%](ヴァート版)

→自身の一部の行為を120%扱える。人を映す視力には、目に見えない情報を。筋力、跳躍力。並外れた性能を付与。知能には、少し先の未来を情報として表示する。使い続けるとスタミナが減る。理解出来ない攻撃と見えない攻撃の情報は表示されない。


[記憶]

→視界に入れる。もしくは受けた事柄を記憶し、再現可能。現段階の使用制限は、午前と午後の1日2回まで。再現可能の技は、記憶した当初の技量を完全再現出来る。



「なるほど…」

「だったらさ?みんなバラバラで動いてみない?」

「…ありだ」

「だよね!この場にいるみんなが、個人戦にも特化してる。ゴード以外は戦うと位置もわかる!!」

「でもその場合ゴードは?」

「あ?俺は負けねぇ。任せろ。」

「とか言って~この前瞬殺だったじゃん!」

「あ"?今やったら俺が勝つ!!」

「取り敢えず。最優先はリーラからだ。…作戦は完全個人戦。ヘルア達が固まって動く場合は、一旦僕がみんなを引き戻す。」


カウントダウンが30秒を通過し、各々戦闘状態に入った。


「絶対に勝てる」

「絶対に勝つ」


  第四十九話「優先順位」


カウントダウンが0になり、走り始めた瞬間。ゴードが振り向き叫んだ。


「レーチ!!俺を引き寄せろ!!!」

「?!」

右手を伸ばし、[盤上]を展開した瞬間。レーチの足元に黒色のゲートが音を立てて出現した。


「「「?!?!?!」」」

「ばーか!俺に任せろ…」

レーチを押し倒したゴードは、ゲートから伸ばされた右手を蹴り飛ばし、中に消えた。


バチッ


「?!やられた!!アイス!ホープラス!!急ぐぞ!!」

「うん!!」

「はい!!」


___________________


「で?…早速予想外だろ?」

首を鳴らすゴードは、目の前の推薦入学者4人に、笑いながら話しかける。


「…ごめんなさい。まさか読まれるとは…」

「読んでない。反応だ。アルベのスキルは俺も体験したからな」

ゲートを閉じたヴァートは、少し汗をかきながらゴードを視界に写した。


______________________


名前 ゴード

スキル [超反射]

特殊  毒耐性

特殊  加速

特殊  魔神体質

死亡数 0

弱点  魔法・バリア

ランク 4thランク

______________________


「…」

「焦んな…こっちは4人だ。」

「あ?いつから1人だと思ったんだ?」

困惑していたリーラが瞬きをした瞬間。目の前にゴードの右手が伸びた。


「「「?!」」」

「え?(早)」

「まず1…」

頭を掴もうとした途端。ゴードは重心を下げ、飛んだ。


瞬間。


ヴァートの剣が右耳を掠り、地面が[破壊]された。


「させない!!!」

「邪魔すんなよ」

「お前こそ邪魔すんな」

動き出したミールは、空中に浮いたゴードに右手を伸ばす。しかし…


「遅」

右足の踵で弾き、リーラの顔を左足で踏んだ。


「痛い(⚲□⚲)!!」

「っ…?!?!(痛)」

「遅すぎだし分かりやすすぎ…本気で勝つ気あんのかよ」

着地した瞬間。再びヴァートの目の前にゴードが現れた。驚いたヴァートは、瞬時に右手を腹に伸ばし、放たれた拳をガードする。


「!やるな」

「舐めんな!!」

(早…嫌…やっぱり…)

ゴードを弾いたヴァートは距離を空け、ヘルアに向かって叫んだ。


「レーチの[盤上]だ!!俺たちが移動させられてる!!」

「ご明察!」

走り出したゴードは、ヴァートに追撃を行う。咄嗟にガードしたヴァートは、違和感に築き、再び叫んだ。


「また入れ替わる!!」

「?!」

読み通り、ヴァートとヘルアの位置が入れ替わった。驚いたヘルアは、ギリギリで拳を受け流して叫んだ。


「ブレ…」

「ばーか!!遅せぇって」

爆発的なスピードで下がったゴードは、嬉しそうにヴァートを見た。


「殴られる未来が見えなかったから入れ替わると思ったのか?…流石に尊敬するぜ」

「いや…寸止めの可能性もあった。今のは感だ。」

「だったら良い感してるよほんと。…でもな?…勝つつもりならまず俺を攻略してみろや。クラスメイトくん」

「忠告しただろ。舐めんなって」

風の寒さが5人に伝う。笑うゴードを見たヘルアは、息を吐き叫んだ。


「ヴァート!リーラ!ミール!一度下がってレーチの[盤上]を解除しろ!!…ゴードは俺が潰す。」

「やってみろや?格下おっさん」

「黙ってろ。お前はただの踏み台だ」




次回「ヘルアVSゴード」

とある洞窟

「…」

「…ホワイト?」

「…ごめん。心配しちゃてた。リーラちゃんと、ミールちゃんの事。」

「…そんなに大事だったか?」

「…別に。でも…友達だから…」

「…友達か…」



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