あとがき:反省会(一人で)
二人称小説を書いてみたかった。
お知り合いから訊ねられ、なんかやってみたいと思った。
調べて調べて「わけわかめ」になったが、取り敢えず着手したのが本作であった。
ちゃんと商品化されている二人称小説を読むべきであった。
仕方ない、時間なかったんだもの。思い付くと書いちゃう生き物なんだもの。
結果とんでもない出来のものが完成したが、これはこれで楽しかった。失敗なのか成功なのかも判断できないが、とにかく挑戦したことが自分では大事である。
きちんと商品化されている二人称小説を読んだら正しいものを作れるかもしれない。
しかしだいぶ大変だったので当分やりたくないと言うのが本音だ。
そしてニエール少年に謝りたい。
彼に関しては、主役とは行かずとも主人公を惑わす魅惑の美少年役はできたはず、と言うくらいの設定が存在する。
それを今回はほとんど活かせていない。彼は可憐な天使のお顔からエグい悪魔的所業をすることによるギャップ萌効果を狙ったキャラなのに。
作者はいつもそうだ。設定ばかりしたキャラクターが手元のメモに溢れており、使いたくて使いたくて仕方なくなって今回のようなことを仕出かす。
ニエール少年、すまんかった。今度はちゃんと主人公を惑わす魅惑の美少年役をふるからな。
そしてこれを読んでしまった方には感謝を捧げたい。
こんなタイトルで引っ掛かる人、いるのかとぶっちゃけ思うのでほとんどが交流のある方であろう。
あとがきまで来てくださって本当にありがとうございます。
超難しかったのでふとんねこはしばらく二人称なんて書きません。だから貴方が二人称小説を書いたら読ませてくだされ。書けと言うわけじゃないけれど。超難しいから。
まあなんにせよ、二人称小説がとても難しいことと、勉強不足は爆死を招くことが分かったので今回のことも無駄ではなかったと考えよう。
それではこの辺で。これを読んだ誰かが「てめぇに本物の二人称小説を教えてやる」と自分で書いたりおすすめを教えてくれることを願う。
感想や意見とか、あったら是非教えてほしい作者です。これはあくまで「試み」ですから評価は構わないので、ご意見を聞かせてくださると嬉しいのです。