10話:兼松家の後処理問題の解決
翌週の10月2日、月曜に稲村工務店の口座に800万円を送金し、その後、稲村工務店に電話して、入金があったと確認してもらい直ぐ工事を始めると言い明日から始めて10月8日に終わると言った。そこで10月7日に稲村工務店に電話すると今日終わると言ったので10月8日、日曜日、N不動産の重森さんと、N証券の池田君と兼松幸子さんと夢想の4人で行くと家がなくなってロードローラーで土地をならした跡が見えた。
これを見て兼松幸子さんは呆然としたようで目頭を熱くしていた。これを整地された土地を見てN不動産の重森さんが2億円で広告を出し直すと言った。そしてN不動産の重森さんと、N証券の池田君、稲村社長と握手した。その後、N不動産の重森さんとN証券の池田君を新横浜駅まで送り、兼松幸子さんと夢想が家に帰った。そして10月9日、家から近い鴨居駅前の賃貸マンション見に行きたいと言うので夢想夫妻が一緒に行き、3件ほど不動産屋を回った。
5つの物件を見て5階建ての3階の日当たりの良い2DKマンションを家賃5万円で借りる契約をした。そして入院してる病院が新横浜の大きな病院で10月11日に退院できると連絡が入ったと教えてくれた。これで入居するマンションが見つかり旦那さんの退院日が決まった。そして兼松幸子が世話ばかりなって申し訳ありませんと目頭を熱くした。そこで、こちらこそ、子供たちが小さい時からお世話になっているので、これ位当たり前の恩返しですと夢想勝子さんが言うと涙を流した。
今日はこれで失礼しますと言い車で自宅へ帰った。1994年12月を迎えて夢想がクリスマスパーティーを自宅で企画し、兼松幸子さんと旦那さんを鴨居のマンションに迎えに行き子供たちと一緒に楽しんだ。その時、善一君も陽子さんも大きくなり、来年、大学受験だそうねと言い、頑張ってねと言ってくれた。そして幸子さんの自宅まで送り届けた。その後1994年の年末も近い12月26日に兼松さんの土地が2億円で東京の不動産に売れたとN不動産の重森さんから電話が入った。
手数料5%を抜いた1億9千万円を入金する先と教えて下さいと言われ、電話で教えて、重森さんが、確認でもう一度読み上げて、了解しましたと言い、明日、入金しますと告げた。そして兼松さんが入金を確認したとN不動産の重森さんと夢想世之介に電話してきた。その後1995年を迎えた。今年も近くの神社に初詣でに行き、善一と陽子さんが絵馬を書いて奉納した。そして家内安全、合格祈願、投資成功をお願いしてきた。
1月からは睡眠時間を十分にとり体調管理に気をつけて外出を控えていた。1995年1月に受験志願書を取りに行き、センター試験の受験日1月10日を迎えた。両親が娘の受験についていき、落ちついきてベストを発揮できるとように両親が気を使った。そして受験会場に入り、明るい顔で受験会場から出て来た。合格発表が2月12日で娘の陽子には母が息子の善一に父がついていった。そして両方とも合格した事がわかり、家に帰ってきて、その報告をした。
その晩は夢想世之介も奥さんも帰り道に美味しいものを買ってきて合格祝いをして久しぶりに酔っ払った。そして23時過ぎまで話をして床についた。そして、翌日、初詣で行って絵馬を書いてきた神社に行って絵馬を奉納し賽銭を奮発してきた。その後、善一は横浜駅までバスで10分、そこから30分で大岡山の東京工業大学へ通った。娘の陽子は橫浜駅から京浜急行・特急で20分で橫浜市大のある金沢文庫へ着けることがわかり、自宅から通う様になった。
そして5月の連休が終わり6、7月となり夏休みに入った。しかし、善一は大学のゼミに参加して忙しくしていて、陽子も大学の投資サークルに入って大学対抗戦のメンバーを狙って勉強していた。夏休みが終わると9月になったが暑い日が続いた。10月10日を過ぎる頃から少しずつ涼しくなった。そして、足早に11,12月と過ぎて12月254日クリスマスパーティーを開きませんかと夢想世之介が鴨居の兼松夫妻を誘うと喜んで参加したいというので迎えに行った。
途中で食料を買い帰って来てケーキと鴨居の近くの美味しい肉屋の焼き豚と鳥の丸焼きを買いクリスマスを祝った。そして帰り際に兼松夫妻が別々に善一と陽子に、ちょっと早いけどと言い、来年のお年玉をくれた。そして世之介が2人を車で送って帰ってきた。すると奥さんが兼松さんが夫婦で2万円もお年玉をくれたのよと告げた。そりゃーもう訳ないなと言い、来年、横浜中華街で新年会にお誘いしましょうかと奥さんが言うので、それが良いと世之介が賛同した。
少しして1996年となった。今年も、初詣でに行き、家内安全、投資の成功を祈願して来た。その後、兼松夫妻に電話して、中華街での新年会の話をすると、喜んでくれ日程を1月10日と決めた。夢想が場所が決まったら連絡すると伝えた。その後、同発本館が部屋も素敵なので、ここにしようと決めた。そして、それを連絡し、迎えに行くというと、わざわざ悪いと言い、鴨居から電車で行きますというので、石川町駅出口で11時に待ちあわせることにした。
そして1月10日、きちっとした格好で行くと、兼松夫妻も素敵な格好で来ていて、新年の挨拶を
して、駅から出て元町を海の方に向かい川を渡り、15分ほどで同発本館に11時20分過ぎに到着し店が開いたばかりで部屋に案内された。
料理はチャーシューが美味しく、海老とニラ入り蒸し餃子、海老入りシュウマイまた、チャーハンの味は絶品で、しめのアンニンドウフも最高だった。話をしながら午後13時まで1時間半、楽しい時間を過ごして今年も時間があったら、寒い時期の沖縄。暑い時期の北海道へいきたいものですと話が弾んだ。




