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時間屋  作者: 深澤雅海
16/25

  インターバル’’

 番外編です。

 読まなくても全く問題ないです。


 今日妻は、息子と二駅向こうの自然公園に行くそうだ。

 一緒に行こうと思ったら、仕事で疲れてるでしょう家でゆっくりしていて、とやんわり断られた。

 僕は言いたいことを全て飲み込んで、分かったと言う。

 今日もまた、内藤に会いに行くことにする。


 妻と結婚したのは「それが正解」と分かったからだ。

 実際に妻も息子も幸せそうだ。ふたりが幸せそうだと僕も嬉しい。

 僕も、嬉しい。

 多分。


 今のこの状態は「良いこと」なのだろうか。

 僕はずっと悩んで、それでも答えが出ず、人に相談できずにいた。

 そこで耳にしたのが時計店だ。

 タイムスリップできる。人智を超えた力。


 何人も利用したことを知っているのに、僕が利用できないことを最初は不満に思っていた。

 今はどうだろう。内藤と仲良くなり、不満は和らいでいた。


 あの笑顔を見るまでは。


 内藤に会うことも「正解」だと分かっている。

 なぜ。

 あの笑顔を見て、自分のいる世界とは違う世界があるのだと実感したのに。

 怖いと、思ったのに。

 「正解」だと分かった。


 僕は多分、迷っているんだろう。

 勇気が出ない。先に進む勇気がないんだ。


 そんなことを考えている間に時計店に着いてしまった。

 内藤と話せば、先が開けるような気がする。

 そんな裏付けのない予感と共にドアに手をかける。

 この強盗も逃げ出すであろう重いドアを……



 ドアは、


 音もなくひらりと開いた。




 読まなくても問題ないですがプロローグです。


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