表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

遮断

短めです

ソドは事前に構えていた双剣を跳ね上げ、どうにか棒の切っ先を逸らす。2人ともそう思った時には既に次の行動に映っていた。ピスは棍を逸らされた勢いのまま反対の切っ先を再びソドめがけて今度は振り上げた。ソドももう片方の剣を思い切り下にたたきつけ威力を相殺する。

「ウィザ!」

「わかってる!」

ウィザは威勢よく答えると魔力を貯める時間を終えた。魔力が放出されると地面や周りの木々、四方から金色に光る鎖がピスめがけて伸びてきた。上位の拘束呪文。これでピスの四肢を縛り上げる。

動きが止まったと思ったのもつかの間、ピスの体内から真っ赤な光が漏れだした。拘束呪文の反対呪文だ。鎖がちぎれると再びソドめがけて動き出す。だが、2人とも全く驚いていなかった。金色の鎖が再びピスに絡みつく。1度目の拘束が解かれるのは織り込み済み。2度目三度目と何度も何度も拘束呪文をうちだし、徐々にピスの動きを止めていった。

そして10度目の拘束呪文でようやくピスは完全に動きを止めた。ソドは目の前に立つとゆっくりとピスの指をほどき棍を手放させた。

力なくピスが倒れこむ。それを小さなソドは懸命に駆け込んだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ