プロローグという名の現状説明
前作は色々詰まったので暇つぶしに・・・
・・・ここは・・・・・?
どこだろう・・・・・真っ暗で・・・何も見えない・・・・
だめだ・・・・眠くなってきた・・・・
********************
はい、そんなこんなで異世界転生をしたようです。
・・・はい、ちゃんと説明しますよ。そんなおこんないでよ・・・。
前世で保育士になるために大学の受験会場へ向かおうとしているときに、
近所の保育園の園児が道路へ飛び出したとき、トラックが来ているのが見えたので
助けようとしたところ、どうやら身代わりになってしまったようです。
そしてなぜか異世界転生していました。というわけです。
まさか、異世界転生なんてラノベでありふれたことを自分で体験することになるとは
思っていませんでしたが、現在五歳です。
0歳から意識があったわけではなく、意識が浮上したのが3年前の二歳の時でした。
それから、オムツなどの過酷な試練を受けながら、状況把握に勤め、
ようやくある程度の状況を把握したわけです。(授乳はありませんでしたよ?既に離乳食になっていたので)
しかし、まさか状況把握に3年もかかるとは思っても見ませんでした。
ラノベの主人公なんかはどうやって情報をえていたんでしょうか・・・。
じつは、二歳の時点でも情報収集に行けたんですが、
自分の家は相当な貴族らしく歩いていこうとしても、専属の侍女さんに
捕獲され、ベビーベッドに戻されてしまっていたのです。
五歳になってからようやくある程度の自由を得ることが出来た訳です。
さて、現在の状況はというと、
この世界の名前はミルスニアというらしいです。
剣はあるけど魔法は少数派な世界です。
俺の生まれの国はハウウェル王国というらしい。
俺はフェミナ家という貴族の次男で、
優しい両親と優しい兄上と優しい姉上がいて、
忠実な家臣団がいて、そして最も強調すべきなのは可愛い可愛い妹です。
もうですね、そりゃもう可愛い妹でもう目に入れるどころか俺が挿r((殴
すみません、少し取り乱しました。
それにしても、とても恵まれていますね。幸せです。
上流階級ともなれば後継ぎの問題があると思う人もいるかもしれませんが、
俺は後継ぎなんて興味がないので、やる気と才能に満ちあふれた兄上がやった方が良いと思います。
貴族で後を継がないなら冒険者かって?とんでもない。
そんな危険なことしてられません。
え?じゃあなにするのかって?
・・・・・なにしよう・・・・。
何をするか・・・それが問題だっ!
そんなこと言ってる暇じゃないですね。
まぁ、前世では保育士を目指していたので、
今世でも子供を育てる職に就きたいと考えているのですけどね。
しかし、この世界には保育の概念がないのでなかなかみつかりそうにないんですよね・・・。
学校ならあるんですけどね・・・。
まぁ、追々考えていきましょうか。
今は妹のフィーネを愛でつつ、剣の修行と座学をがんばりましょう。