表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
78/205

~陽の巻~

 俺は政じいの部屋の前に行った。

 政じいになら、何でも話せる気がする。

「政じい、入るぞ~」

 返事を待たずに扉を開ける。


 中にはすでに先客がいた。

 俺が入る寸前まで、額を突き合わせて何かを相談していたらしい政じいと一益が、ぎょっとした顔をして俺を見た。


 ――あ。マズイ時に入った。


 一益が、顔に笑顔を張り付けた。

「和颯殿! ちょうどいいところへ。

 そろそろ和颯殿にもご相談したいと思っていたのです。

 どうかこちらへ――」


 政じいの顔は引きつっていた。

「一益殿! まだ時期尚早ですぞ。

 こういう話は、もう少し機が熟してから――」

「いやしかし――」


 俺は、何か言いかけた一益を制した。

「いや。良いんだ。続けてくれ。

 邪魔して悪かった――」


 俺はそのまま扉を閉める。


 ……なんなんだ、あの二人。



 だが。

 一益がここにいるということは。


 もう火鳥の部屋にはいないということだ。


 俺は再び火鳥の部屋に向かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ