表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

戦争

ホラーでは無いバトルフィールドの島です

私事情で戦争物を書きたくなりましたので読んで頂ければ幸いです。

近未来 戦争の概念が変わった

この地球(ほし)は戦いの歴史の果て

この先の戦争は地球の自滅でしかないと言う結果になったのだ

爆撃での自然破壊や環境汚染

さらには兵器による温暖化増

動物は減っていった。


戦争被害は世界の情勢にも響く

二つの国が揉めれば海も空も運搬は出来ない

物価は上がり、当たり前の様に輸入できたものが出来なくなる

世界的に貧富の差も露骨に出ていった。


不満を募る国民に愛国心は無く

戦って母国を守る人が急激に減っていく


武器を手に入れても使う者が居なくなったのだ


武器商人も仕事に力が入らなくなり武器の進歩は停滞した


ある国はAIに戦争を任せた

兵隊が少ないのでドローンやシュミレーションでミサイルを飛ばした


戦争反対の自衛団を名乗るハッカーにAIを乗っ取られて自滅した


<結局戦争は良くない>


昔から言われている事

子供でも解る事を大人たちは恥ずかしげもなく世界に向けて放った


しかし政治家は欲しいものを手に入れたい

自分の思いどおりにしたい

人の痛みが解らない大人の欲は尽きない


隣の芝生が青いのは世界共通視点


世界戦争協議会(WORLD WARS COUlNCIL)

頭文字を取ってWWCが発足された


簡単に言えば国土で戦争しちゃダメ

指定した所だけで戦ってねと言う取り決めをしたのだ。


世界の約9割の国が手を結んだ

国土は荒らされず、住むところには平和が約束されたと伝えられる

    が

それは世界の策略

欲のゴリ押し企画


海に浮かぶ小さな島国がある

半径100km以上 陸もない孤島


北海道と同じくらいの大きさの島は 戦争の為だけの島


島の名前は


"バトルフィールドアイランド"


欲しい物 欲しい領土等、国同士で折合いがつかない場合 この島国に自国の軍隊を各300名づつ送り、戦う


島の両端に自国のフィールドと呼ばれる基地がある

その基地内にあるボタンを先に押した方が勝利である


これは世界の決まり、負けた国が敗けを認めない時は世界の制裁を受ける

世界中からミサイルが飛んでくるとか経済的制裁だとか未知の病原菌をまかれるなど言われているが

未だに制裁を受けた国は無いのでどんな制裁なのかは都市伝説的な物ばかり


戦争には決まりもある

使用禁止武器は核ミサイル、ウィルス兵器など島を使用できなくなる物

地球の環境に配慮した戦争だと訳の解らないふれ込みで戦争を正当化している


戦争は各国営放送の有料チャンネルでライブ配信されている。

何処にあるかは解らないカメラで常にライブ配信される。

毎日何処かの国が戦争をするようになった。

まるでスポーツの試合のようだった

エンタメ要素が強く映し出され、実況やナレーションでかっこよく放送されている


ネットの世界でも個々の実況等がはやり、今迄の戦争より反対するものは少なくなっていった


1度沈んだ武器商人達はモチベーションを上げる


銃も戦車も戦闘機もスタイリッシュになって

軍服もデザイナーが創っている


戦争が美化されていく


戦いの見せ方が上手いからか戦争への志願者も世界的に増えた


犯罪者でさえ戦争へ行けば刑が軽減される国も出てきた


戦争をしないと謳った我が国も世界の圧力には屈してしまった

自衛隊から軍隊へと変わる事になる


良いところは領土占領やミサイル問題が無くなった


軍隊員は1度戦争に行くだけでボーナスも出る


ただ僕の感想は


戦争が軽くなった


命の重さは変わらない

視点を変えただけで争うことには変わらない


そして増えた戦争のせいで増えた軍隊員が減り一般からの召集が命令として動き出した。


現代の "赤紙"である


それが…


僕の所にも来た


ポストを開けた時、見えたその封筒に身体がフリーズして変な汗が出て身体が冷えるのが解った

正直行きたくないが行かないと厳罰がくだる


自衛隊から軍隊になった時に法律は変わって

悪い時代に戻った気がする


結婚はしてないが恋人はいる


昔聞いた話で お国の為だとか家族や国民を守るためと言って戦争へ行った話を思い出した


でも今の戦争はそういう大義は無い

政治家の欲しいものを手に入れる為の道具に過ぎない


それを手に入れれば国が豊かになる

そんな話だが殺し合う意味はあるのだろうか?


僕は震える手で彼女へ電話した

震えてカミカミで話す僕に心配しながらも優しく問う彼女に僕は今すぐ逢いたくなった。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ