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裏アカ女子

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

恋愛です。非常に官能的なR15です。

何時もギリギリを攻めたくなるのは、私の癖です。

苦手な方はご注意下さい。


多分こんな心理なのかもしれない。

と思った本日。

昔から地味で冴えなくて、恋愛対象として見られる事なんかない人生だった。その癖、欲だけは人一倍強くて、何時も自分で持て余していた。

そう、だから、だからね、例え見ず知らずの輩だとしても、私の事を考えて一人慰めているって聞くと、物凄く興奮する。だから私は……。


初めて出来た彼女と一夜を共にした翌朝の事、彼女は昨夜の色気を引き摺ったままに、寝惚け眼を左右に擦っていた。乱れた髪や、露になった肩口が、昨日の出来事を連想させて赤くなる。

「……っ」

想像していた以上に積極的だった。欲に溶けた瞳のままに体中を優しく撫でて、欲の象徴を手で優しく包まれた。それからは、あのスグリの様な赤い舌先で大層可愛がって貰った。

交代して此方が頂上まで押し上げると、そのとろけた瞳で惚けたまま、ただ全身を戦慄かせて、微かな吐息を漏らしていた。

舞い上がった数分後、彼女はそのぽってりとした唇を開いて、ただ恍惚としたままに言った。

――ごめんねぇ。声、出ないんだ。耳が敏感だから、自分の声聞くと、すぐに覚めちゃう。

何もかもが意外だった。積極的なのも、独りでに高まる事も、声の一つも出ないのも。慣れてないと思っていたから、なおの事。

彼女はシーツに包まったまま、じっと上目遣いに此方を眺めている。それから昨夜の出来事を全て吹き飛ばす様な事を述べた。

「私、裏アカ女子って奴だと思うんだぁ」

「はっ?」

「あ、違うよ。比喩だよ。投稿とか一切してないよ。怖いなら後で私のナンバーロック教えるよ」

そう言って、横たわったまま、おずおずと此方に近付いて、腕に触れる。下って、下って指の先。昨日の夜誘った様に、指を絡ませると、また口を開く。

「私、凄く地味でしょう? 冴えないでしょう? でもね、色欲だけは人一倍強いんだ。だから、だからね、誰でもない誰かが私の事を考えて、独りで慰めているのを想像すると、ゾクゾクするの。きっと裏アカ女子もこんな気持ちなんだろうなぁと思って……」

言い終わった後、ふと我に帰ったらしい。突如真っ赤になって、亀のように布団に潜り込むと、そのまま出てこない。物凄い加虐心が刺激されて、布団を毟ると、産まれたての胎児の状態で丸まっていた。

「昨日といい、今日といい、出しゃばってごめんなさい……」

軽く小刻みに震えているのを見ると、どうやら嫌われたと思っているらしい。その様が昨日の様と真逆で、ついつい手が伸びてしまう。

「二度とそんな事思えないくらい、夜毎の事にしたらそんな事も無くなるか」

自分だけが異常な性癖だと思わないで欲しい。


オマケ どっちが良い?

女の細指が腕を下り、指の先で止まった。そのまま優しく絡められ、握り締められた。

「今の私、暫く使い物にはならないんだ。だからね、これか……」

そう言って、絡めた指を撫で回す。手の甲を触れて、内側を弄り、指に巻き付く。これからこういう事するよ。と宣言する様に。

「これ」

口から出されたのは、スグリの様な真っ赤な舌先。それを絡めてない方の指先でなぞると、子供の指しゃぶりのように喉奥まで押し込んだ。

「どっちが良い?」

ギリギリを攻めたくなるのは、私の性です。

そして以下は何でも許せる方向け。

そして勝手な憶測と意見に塗れてます。


この話は、SNSの続編漫画と、動画のコメ欄から。

自分を想像して慰めて欲しい。そして感想を聞きたい。

という言葉から。

何となく、裏アカ女子と似た心情なんじゃないかと。


見向きもされなかった自己肯定感の低さと、承認欲求を、例えそうしでも埋めたいのではないかと。


苦しいながらも分からなくはないんです。

私が突発的にモテたら、間違いなく多くの人を取っかえ引っ変えするのと同じなんだろうなと。

全てを灰にするまで、朝方まで遊び呆けるんだろうなって。


そう思うと今はまだ、まだ踏みとどまれている気がします。

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