彼女と屋上で話す(3)
ちょっと短めです
僕は彼女の胸から離れ顔を真っ赤にしていた。さっきの神崎先輩の気持ちがよくわかった。とてつもなく恥ずかしいのを胸にしまう。
とりあえずそんなことはおいておいて僕は夕日が刺している事に気づいた。腕時計を見るとすでに六時を回ろうとしていたので、彼女に話しかける。
「先輩自殺未遂ですから、とりあえず家まで送りますよ。あと、先輩このことを親に話すことを約束してくれませんか」僕は彼女に辛い思いをして欲しくないし自殺もして欲しくない。だからこそ、彼女の親である理事長に話すのが一番いいだろう。
「でも、私一人で話すのは怖いの。失望させたくないの」声をちょっと荒げて僕に伝えた。僕は彼女が言いたいこともわかる。だからその事をとやかく言わない。でも彼女には話してほしいだから僕から提案があった。
「そんなに怖いんだったら、僕がついていってあげるよ」そう言葉を発すると沈黙が続いた。考えて言葉を発言することを僕は覚えたほうがいい、側から見たら僕はヤバイやつだと自分では思う。
「じゃあお願いするね」彼女にそう伝えられた時心臓の音が彼女に聞こえると思うくらいなった。ぱちっと手が鳴った音がする彼女に顔を向けると。
「よし、私についてきて。家まで連れていってあ、げ、る」小悪魔のような甘い声で僕に伝えてくれた時、僕はもう彼女に見惚れていた。僕はこういうのに弱いと思う。そう呆けていると、彼女は顔を逸らし僕にいった。
「ちょっとなんか、言ってよ。こっちも恥ずかしいんだよ」そう言ってくれる。顔を振り目を覚ました。ちょっと恥ずかしがって先輩めっちゃくちゃ可愛い。ちょっといじりたい気持ちを抑えながら答えた。
「ごめん、ちょっと見惚れてちゃってて」本音で答えると彼女はそっぽを向いたまま歩き出した。なんでそっぽを向いて歩き出したんだろうと疑問を持ちながらついて行った。