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なにもなかった  作者: un
1/1

目覚めた瞬間から選択だよね

初心者です。初めて小説書きます。読んだこともないので自分なりのやり方で


いつもの日常ー


いつもの時の流れー


いつもの景色ー


いつもの顔ぶれー


いつもの音や声ー


そして、いつものように眠るー・・・


当たり前に明日が来ると疑いもせず…





「チュンチュン」

「チュンチュン」

『(・・・ーうわぁ もう朝かよ…起きたくねぇ…)」


目を閉じたまま。今日も意識が起きた瞬間から戦いが始まる


「・・ーチュン!」

「・・ーチュン?」

『(・・・スズメが呑気にお喋りか…いいなぁスズメになりてーわ…)』


目は閉じたまま。戦いの合間にそんな叶わぬ事を思ったりしてみる


「・・だって言ってるちゅん」

「・・何で嘘つくんだちゅん」


『(・・・朝から揉めてるわぁ…こっちは起きる戦いの真っ只中だってのに…)』


『いや待て!!!』ガバッ



飛び起きて辺りを見渡す

誰も居ない、居るはずのない部屋を見渡すが人の影はない


『ふへへ…スズメさんかな?(笑)時代が変わったのかな(笑)』


部屋の窓へ向かおうとするが、馬鹿らしくなりベットへもう一度横になる。夢と現実が混ざったに違いないと理解したようだ


『はぁ、もうひと眠りしたいけど…って今何時だ!無い!無い!スマホ!スマホどこ行った!?時計無いんだよこの部屋ーーーーー!!!!」


時計も無い一人暮らしの部屋

スマホの行方の前に腕時計の存在を思い出した


『腕時計だ!』


いつもの置き場所に滑り込む


『無い!何でだよ!昨夜普通に帰って置いたろ?!』

『スマホも無いしどうなってんだクソ!!!』


冷静になれば時間を知る手段はいくらでもある

いや、あると思っていた。昨日までの常識であれば


『落ち着こう…スズメが鳴いていたし、まだ朝方だろう…落ち着こう…』

『テレビ…!』


テレビの電源を入れる


「ザーーーーーーーーーーーーーー」


『…なに…?壊れた…?』


チャンネルを切り替えても切り替えても止まない、

その音と映像は非日常を感じさせる


『パソっ!パソコン!』


パソコンを立ち上げる


「スンッ」


『…なに…?オマエも…?』


この状況に苛立ち外へ飛び出ようと準備を急ぐ


『でで出よう!外に出るわ!っていうかもう行くわ!』

『やっとって時期に遅刻とか!しかも連絡せずにとか最悪じゃん!』


準備を済ませ玄関を吹き飛ばすように押し開く


ガチャーン!!


とにかく強く踏み出した一歩目


『!?!?!?!?』


少しくすんではいるがそれなりに綺麗にしていた玄関先


そこにいつもの風景は無かった


と言うか


『何も…無い…』



そこは真っ黒だけ

空間なのか

穴なのか

ただどこまでも真っ黒

目がおかしくなったのかと我が身を疑うほどの



真っ黒



続く


また書きますので宜しければまた読んでください

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