表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/50

07 白いツバサS 本編06



 学校の生徒と教師たちは襲い来る異形の化物達から逃げるために、反対の方向へ逃げていた。

 だが途中で、勢いの激しい川に行く手を遮られてしまう。


 これからどうするべきか、悩んでいると動物の鳴き声のようなものが聞こえてきた。

 それはだんだんと近くなってくる。


 エアロ『皆さん、私の声が聞こえますか。私の名前はエアロ。貴方達を助けるようにコヨミ姫様から頼まれたんです』


 突然声が辺りに響く。しかし、周囲を見渡してもそれらしい人の影はない。


 エアロ『直接頭の中に語りかけています。皆さんはそのまま川に飛びこんで下さい。転移の魔法を使いますので』


 突然の声を信用するか悩む一同。

 だが雪菜がその背中を押す。


 雪菜「今はそうするほかないんじゃないですか。このままだと追いつかれちゃうと思います」


 皆は声に押されるように川を泳ぎ始める。


 未利「あたし、泳げないんだけど」

 啓区「僕は泳げるよー」

 なあ「なあも泳げないの」

 緑花「あたしは泳げるわ、つかまってる?」

 選「俺も泳げるぞ、じゃあなあちゃんは俺が」


 しかし、流れの激しい川を渡るのは難しかった。


 エアロ『あ、あれ、おかしいな。うまくいかない? うーん、えいっ、えいっ』

 未利「ほんとうに大丈夫なのこいつ」

 啓区「何かポンコツっぽい空気出してるよねー」

 エアロ『あ、出来ました!』


 と、川の真ん中に特大の穴が開いた。


 未利「って、転移って落ちるんかい!」

 啓区「あーれー」

 緑花「魔法って感じしないわね」

 選「うーん、もうすこし、不思議なのが来ると思ったんだがな」

 なあ「ぴゃあああ……」


 生徒と教師の悲鳴が小さくなっていく。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ