06 白いツバサS 本編05
鳥人間たちをボッコボコにしてふん縛ったすぐ後、教師達がかけつけて五人はこっぴどく叱られた。
二人の言い訳としてはこんな感じだ。
選「うう、つい血が騒いで」
緑花「ごめんなさい、自分の力を試したくて」
水連「二人とも私の心配は!?」
言い訳になってないない言い訳だった。
とりあえずそんな感じで落ち込む二人だ。
身動きをとれなくした鳥人間二人を放送室に放置し、教師達は話をするために会議室へと向かっていった。
だが、その彼らを呼び留めるのは5の2クラスの担任、雪奈だ。
雪菜「いろいろのんびり混乱していたいでしょうけど、残念ながら。時間が限られてるみたいですよ」
そういって窓を示す。
未利「うわっ、何あれ人がゴミのようだ。なんてふざけてる場合じゃないくらい怪物がいる」
啓区「それ結局ふざけてるようなー」
緑花「噓でしょ、あんなにたくさん」
選「一体どれくらいいるんだ」
そこには、果てしなく広がる草原が見えた、しかしそこを埋め尽くすのは、こっちへむかってくる異形の怪物たちの群れ。
雪菜「ここから逃げた方がいいんじゃないですか?」
雪奈の言葉に反対するものはいなかった。