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28 白いツバサ 流転転生 本編23



 エアロ達から受け取った遺跡の起動する為の首飾りを丁寧にしまって走る。


 前方にある分かれ道を右へ曲がった。

 背後で響き続ける戦闘音を聞きながら、選達は迷いなくセントアーク遺跡の内部を進んでいた。


 選「えっと、たぶんこっちだ」

 緑花「迷子にならないのは助かるけど。どうしてそんな事が分かるの?」

 選「どうしてって聞かれても、分かるとしか言いようがないんだよな……」


 何となく正解だと思う方を選んでいるだけで、本当にどうしてだか分からないのだ。

 だが、遺跡の内部はなぜだか見覚えがあったし、知っているという感覚があったのだ。


 選「前に一度来た事があるみたいなそんな感じがするんだ」

 緑花「そんなまさか。異世界の遺跡なんて、ありえないわ」

 選「そりゃ、普通に考えたらそうなんだろうけどな……」


 だが、来たとでも考えなければ選のかかえる既視感は説明できないのだ。


 そんな風に何とも言えないもやもやを抱えながら進んでいると、背後から数体の敵が追いついてきた。


 選「まさか……」


 最悪の光景が頭をよぎったがすぐにそれは否定される。


 未利「やられたんだったらもっと敵の数が多いはずでしょ?」

 啓区「そうそう、数えるくらいしかいないから単純に倒しそびれただけだと思うよ」

 奈亜「えっと、なあはよく分からないの。でも心配さんにならなくて大丈夫だと思うの」


 確かにそうだ。

 そう簡単に戦いなれた城の兵士達がやられるわけがない。

 

 緑花「心配なのは分かるけど、今は前に進む事に専念しましょう」

 選「そうだよな。良し、とりあえず逃げよう。どうしてもってなった時だけ戦う事にする」

 未利「ま、それが自然でしょ」

 啓区「妥当だねー」

 奈亜「かけっこさんなの!」




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