04 白いツバサS 本編03
謎の放送を聞いた選、緑花、未利、啓区、なあは教室を出て放送室の前に立っていた。
選「何か悪いな」
緑花「こんなとこまで付き合わせちゃって」
選と緑花に謝られるが、未利と啓区は何でも無い事のようにいう。
未利「戦力は多い方がいいでしょ。ま、知らない顔じゃないんだし付きあってやるって」
啓区「そーそー、何が起こってるか分からないんだろうしー、人手はあった方がいいよねー」
なあ「なあ、頑張って応援するの」
とりあえず、と情報を得るために五人はこうどうすることにした。放送室の壁にぺたっと耳を当てて内部の音を盗み聞きする。
???『……で、……だ』
???『……人間……皆殺し』
非常に不穏な会話が聞こえてくる。
くぐもって良く聞こえなかったが、内部にいるのは緑花の妹……水連以外に二人いるようだ。
未利「なんかやばそうな雰囲気だけど」
啓区「どうするー?」
選「そんなの決まってる」
緑花「突撃あるのみよ!!」
未利・啓区「ですよねー」
なあ「ふぇ?」
バアアアアンッッッ!!
選と緑花は扉を開け放って、というより拳でぶち割って放送室に侵入した。