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06 白いツバサ 流転転生 本編03 


 出会った異形の化け物との数分の格闘の末、


 選「らぁぁぁっ」

 緑花「はぁぁぁっ」

 「グギュエェェェッッ!」


 倒す事はできなかったものの、二人は何とか撃退することができた。

 息をついて、選びたちは互いを労いあう。


 選「よくやったな」

 緑花「そっちこそ」


 人外との初戦闘で色々と思う所がないわけでもない、が考えるのは後の方が良いだろう。


 選「やっぱこれ移動した方が良いよな、これ」

 緑花「そうね、どうも安全じゃないみたいだし」


 そういう事でなので、いつまでもそこに留まっているわけにもいかなくなり、選達は石で組まれた建物の中を歩いていく。


 しかし、雰囲気が暗い。

 つい先程まで教室で騒いでいたのが嘘のようだった。

 しかし、そんな空気を感じ取ってか啓区が話を始めた。


 啓区「クラスの雰囲気が暗いねー、ここは何か面白いことを言った方が良いかもよー、はいどうぞー」

 未利「って、アタシ!? そんな重大任務、こっちに振るな。面白い事なんて急に言えるわけないでしょうがっ」

 奈亜「暗い暗ーいさんは良くないの、なあ頑張って面白い事考えなきゃ。えっとなの。この間虫さんが頑張って道を歩いてたの眺めてたの。それで渡り終えたら、やったねってなあ一緒に喜んだの」

 未利「いやそれ、面白い事じゃなくて、嬉しかったことでしょ、てか、そんなことに喜べるのは奈亜ちゃんぐらいのもんだって」

 啓区「さすが天然の奈亜ちゃんだよねー。すがすがしいほど自分に真っすぐだよー」


 そんな風に普段の様子で話す三人。

 内容はいたって日常にありふれたどうでもないことだが、そんな光景を見れば、クラスメイト達の間に満ちる暗い空気は和らいでいった。


 選「さすがだよな。俺にはああいう気配りはできない」

 緑花「ほんとよね。助かっちゃったわ。あたしにもできればいいんだけど……」




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