14 白いツバサS 本編11
遺跡について奥へ進む。
内部は異形の化け物でひしめいていた。
選「どりゃああっ」
緑花「はあああっ」
それらを、雪奈が渡した木刀を使って選は切り払い、緑花はそのままの拳で粉砕していく。
未利「うりゃあっ、ウィンド!」
啓区「とりゃっ、サンダー!」
未利や啓区は魔法で応戦で。
なあ「がんばれーなの」
なあは応援。
雪奈「すーぱー雪奈デストロイっ」
雪奈は技名を叫んで、よく分からないうちに敵を倒している。
そんなこんなで奥まで行くと、台座があり、そこには水晶が置かれていた。
選「それで、どうすればいいんだ?」
緑花「困ったわね」
首を傾げる五人にいつかの声が聞こえてきた。
???「よくここまで来てくださいました。私の名前はサクラ。この世界を守るため、死した後であなた達を召喚した者です。どうかこの世界を救うために力を貸してください」
選「ああ、もちろんだ」
緑花「当たり前よ」
サクラ「ありがとうございます。世界を救うため、この遺跡を作動させるためにはある言葉を言う必要があるのです。私の言葉に続いて詠唱してください」
選「おう、分かった」
緑花「やってやろーじゃない」
未利「まあ、ここまで来たんだし」
啓区「ただでは帰れないよねー」
なあ「お手伝いするの」
雪奈「さすが私の生徒、そうこなくっちゃ」
そうして、サクラの言葉が聞こえてくる。
五人はその言葉を繰り返した。
選「悠久の時を超え」
緑花「幾多の歳月をかけ、たどり着きし希望よ」
未利「今その力を解き放ち」
啓区「光と闇に均衡を取り戻し」
なあ「あるべき姿へ、なの」
そして遺跡は光に包まれた。
緑花「これでこの世界は救われたのかしら」
選「ああ、きっとな」
そうこうしているうちに体が透けて消えていく。
選「もしかして、もう元の世界に」
緑花「帰る時がきたみたいね」
未利「まあ、やる事やったんだしね」
啓区「むしろ帰れないと困るよねー」
なあ「ただいまってするの!」
そして五人と雪奈の体が完全に消えていくが、その前に。
サクラ「この世界を救ってくれてありがとう」
そんな声が最後に聞こえた。




