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『「やっと4月30日が終わる…ここは安全なのだろうか?おれは今、封書に書いてあった、恐山という文字から青森県の恐山に向かっている。
恐山に何かあるのかどうかもわからない。ただ、他に行くあてもない。後部座席で寝ているカナにはお母さんを一緒に捜しに行こうと言って連れて来た。」
プッ、プッ、
プッ、プー
「ふぅ、これで5月か…このポケットに入っていた時計…5月1日の23:59で止まっている時計…これも一体何を意味しているのか…
75,002,202/130,000,000かぁ、だいぶ死んでんだろうな…
ちっ、油断した…」