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「うわぁぁぁ。何だよ、何だよこれ…爆発しやがった…頭が破裂して、身体が爆発……誰からも雪玉当てられてないのに……なんなんだ…これは…」
プチッ』
「おぇっ」
おれは映像が消えるのと同時に吐き気が込み上げてきた。
頭が破裂し、中身が飛び散る瞬間と胴体が弾け飛ぶ瞬間を目の当たりにし一気に気分が悪くなった。
しかし、昼食前で胃に何も入っていなかったため、苦い胃液のようなものしか出てこなかった。
「先輩、まだまだ続くみたいですよ」
口に苦みを感じながらも顔を上げるとまた映像が流れ始めた。