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「なんだよぉ、昼飯の時間だろぉ」
「いやいや先輩、昼飯より面白い物入手しましたよ。これ何だかわかります?」
そう言ったタカスギの手を見ると何かのデータが入ってるのだろうか、データ用のディスクを持っていた。
「ウッド・ベルの雪合戦の件です。ほぼ全てがこれに入ってるんですよ。たぶんまだ政府も手に入れてない情報です」
「あ?なんで政府が知らない情報をおまえが持ってんだよ?」
「まあ、いろいろありましてね。とりあえず座って座って。ほら、再生しますよ」
おれはタカスギにほぼ無理矢理に座らせられ、映像を見ることになった。