16/88
133
おれは休憩モードから一気にスイッチが入った。
エンジンをかけ、アクセルを目一杯踏み込んだ。
おれは爆撃により破壊されたがれきを避けながら、さらにアクセルを踏んだ。
爆弾が直撃した車は吹っ飛び、辺りに残骸が飛び散っている。
車の残骸に混じって、手や足や胴体、頭などの人間の残骸も見て取れる。
家屋からは煙や炎が上がり、火だるまになった人間がのたうちまわっている。
タタタタタタッ
タタタッ、タタッ、タタタッ
いつの間にか眼前に自衛隊と思われる装甲車が現れていた。
機関銃が乱射され、慌てて家屋から出てきた囚人達と囚人達に賛同した一般市民が、血飛沫をあげ踊り狂ってからバタバタと倒れていった。