八話 ロリコンマスター
昨夜はご飯の後、ヘルさんに説教しました。
自重の件です。撲滅拳は嫌だと言うので、頭の毛を毟ってあげました。伝説のRシードです。
勿論ヘルさんは泣いてます。嬉し泣きです。
昨日の報酬は、以前の王女時代なら1ヶ月分の食費です。当分大丈夫です。でもお兄様達を探す手段の為にお金は必要です。服も欲しいです。感動の再会では可愛くしたいです。
「生えるかな?生えるよな?師匠助けて」
ヘルさんは朝からぶつぶつ言ってます。朝は爽やかに行きましょう!元気いっぱいです。
それはそうと面倒な事は先に済ませましょう、ギルド長に会いに行きます。
執事さんに声を掛けてギルド長を呼んでもらいます。
「ロリマスですね、こちらでお待ちください」
ロリマス?ギルマス?たいした違いでは無いですね。ロリコンマスター危険な称号です。
暫くすると、なんだか10歳くらい老けたロリマスごとオッフェンさんが来ました。
「お前なー否定しても良いだろ」
挨拶もなしで愚痴から来ました。ロリマスで納得してしまったのがいけなかったようです。
「もう良いや、冒険者カード出してくれ、これと交換だ」
さらにやつれたオッフェンさんがカードの交換をお願いしてきます。
「交換日記ならぬ、交換カード。ダメです」
「チガーーーーウ、お前のカードだ。今日からお前はBランクだ」
周りが騒いでます。幼女がいきなりBランクになったのですから、騒いでも当たり前です。
決して交換カードで騒いでるわけでは無いです。
噂でも愛人はやめてくださいね。
さらに老け込んだオッフェンさんは、私のFランクのカードを持って帰っていきます。
「ラティ、余計な事言わない」
ヘルさんはすごーーーく悲しい顔でオッフェンさんを見送っていた。頭眩しいですよ。
用事も終わったので今日はお買い物です。可愛い服あるでしょうか?楽しみです。
師匠 「不憫だ」
奥さん「ピカピカで可愛いです」
?? 「お主生やしてやれ」
師匠 「気が向いたら、毛生え薬を売ろう」
?? 「売るのか!ただでいいじゃろ」
奥さん「タダはダメだよ」
師匠 「でもロリコンでは無いんだな、安心した」
奥さん「私の旦那さんはロリコン?」
師匠 「俺はシスコン?でも?まあ愛妻家だな」
?? 「惚気ておるな!次回予告じゃ」
奥さん「後でお仕置きだよ、次回『魅惑のモフモフ』」
師匠 「一応こいつもモフモフなのか?」
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