四話 冒険者
ひとまず信じてみましょう、変態ですが。
「で、とりあえずどこから探す?」
そうですね、せっかく隣国のアドベンスにいますので、ここから探しましょう。
「ラティ、一応聞いておくけど、魔法か剣術か何か出来るか?」
失礼ですが、仕方ないですね。今は六歳児くらいですし、身を守る術など無いと思われても。
ですが、私は元王族です。お兄様に近づく雌豚や雌猫を覆い払う為どちらも鍛錬しました。
最も得意のなのは暗殺です。焼き豚も得意でした。
「短剣と火の魔法が使えます」
「なら冒険者になるか?成れれば各国にも行きやすくなるし、一応身分証代わりになるしな」
いい提案です。冒険者になればお金も稼げますし、有名になればお兄様が見つけてくれるかも知れません。
「ヘルさんは冒険者何ですか?」
収納魔法が使える冒険者なんて聞いたことがありません。使えれば少なくともCランクです。もしかしたら隠れAランカーかも知れないです。
「一応な、ただ最初からやり直すつもりだからFからだな」
「やり直す?どうして?」
「一つは目立ちたくない。それとラティとなら最初からの方が都合がいいからな」
冒険者の多重登録は禁止されてますので、簡単にはいかないと思うのですが、大丈夫何でしょうか?
「収納魔法の事とかは内緒にしてくれよ、面倒だからな」
本人がいいと言うならそれまでですが、不安です。
「いざとなったら魔道具だったとかで誤魔化すからそこまで心配しないでいいからな」
対策は万全ですね。でも常識が足りないと思います。それと変態です。
「それでは行きますか、お嬢様」
「お嬢様言わない!ラティです!」
暫くではありますが変態さんと一緒です。
早くお兄様を見つけたいです。あとお父様。
絶対に許しません!
師匠「流石に覚えて居たか」
??「収納魔法の事?」
師匠「幼い頃街で大変な事になったからな」
??「最後は、みんな泡吹いてけどねw」
??「笑い事では無いのじゃ、恐ろしかったのじゃ」
師匠「そうか?まあ、終わった事だ気にしない」
??「そうだね」
師匠「そろそろ、次回予告しないとな」
??「何がそろそろじゃ、ぎゃー」
??「ごめんね、踏んじゃった。次回『アドベンス』です」
師匠「ご褒美だな」
??「そんなわけあるか!」
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