二十六話 旅立ち?昇格?
「ヘルさん!他国行きましょう」
ここに居座ってもう半年です。第三王子の婚約発表もあり、王様も諦めたでしょう。家族の手がかりも噂も聞きません。お父様やお母様はともかく、絶対に上兄様の話は出てくると思ったのですが、全くです。
「ラティがいいなら、他国行くか?」
相変わらず主体性が少ないです。一応兄妹としてますが、ヘルさん呼びなのがいけないのか、兄妹に思われません。今更どうでもいいですが。
「ここからなら、神父国ラフディアか、魔法王国マギカレスカだな」
「どちらも居なそうです、でも行きます。ラフディアに行きましょう」
実は前から興味あったんです。多数の信教がある中で、人神様を讃える原神教です。
1500年前に実際に現れたと言われる神様です。
大陸中を周り農業や学問、時間の概念や太陽などの天文学など今豊かに暮らせるのも人神様のおかげと言われています。
母国にも訪れてくれたと言われています。その時商業などの国の特徴にあった改革を推し進めてくれたと言われています。
それに人神様の奥さん?の天使様です。綺麗で愛らしく、その微笑みは天使であり女神様と言い伝えています。肖像画など無く、今飾られているのは想像の絵だと思われます。
もしかしたらラフディアには本物があるかもしれないのです。なんかそう思ったら直ぐにでも行きたくなりました。ヘルさん行きましょう。
「あー悪い、直ぐには行けないぞ、そろそろAランク試験だ」
忘れてました。数ヶ月に一度あるAランク試験です。人数が集まらないと行われない冒険者泣かせの試験です。私の4ヶ月待ちました。
各国によって試験内容は変わり、この国は最難関です。その為他国でもかなり優遇されます。
センターポートは中堅でした。
「まあ終わったら行こうか」
そうですね、Aランクになれば大陸中の冒険者がわかります。家族みんな絶対に冒険者になってるはずですので、何かしらの手がかりが見つかるはずです。
お兄様会いたいですよ。
師匠 「クソ作者!早すぎだろ」
奥さん「作者さんに何があったの?」
師匠 「どうせ投稿ミスだよ」
奥さん「最低の作者さんですね」
師匠 「全くだ」
奥さん「文中は半年経ってるのにね」
師匠 「もう少し話題を出せばいいものを」
奥さん「これが限界なんだね」
師匠 「少しは面白くなればいいけどな」
奥さん「無理だよ、きっと」
師匠 「仕方ないか、とりあえず次回予告か?」
奥さん「次回予告?する意味あるのかな?」
師匠 「心優しい人がいるはずだからな」
奥さん「大事です。作者さんより大事です」
師匠 「頼むな」
奥さん「次回予告!次回『Aランク試験1』です」
師匠 「珍しいな、続きがあるんだな」