二十二話 探偵殺し 自白魔法
「何がグーグ何ですか?」
こんな幼女にも丁寧ですね。感心です。
「では説明しますね、まずイエデさんは救援を出しましたが、魔道具の話は聞いてません。ちなみに私たちは魔道具なしではきました」
「イーデルだ」
うるさいです。
「「「え」」」
そうですよね。そうなります。魔道具無しで帰れないと思ってる人は。
「それでですね、皆さんの状況です。最初はリーダーのレットさんに違和感がありました、魔法使いの二人は仕方ないにしても、リーダーであるレットさんが傷だらけなのです」
「あのーリーダーだから当たり前では?」
ピーチさんそうですよね。確かにそう思います。
「リーダーが体を張るのは強敵に対峙した時です。後で罠と聞きましたが、それでも不自然です」
理解出来てませんね。
「剣士であるリーダーより盾士のグーグさんが前で歩く事が当たり前です」
やっとわかったみたいですね。
「リーダーが失ったらパーティは全滅です、なのに盾士が犠牲にならないとは、パーティ失格です」
「でもどうして?」
「深く聞きませんが、レットさんは命を狙われてました、ここで魔道具を失えば、餓死か魔物に襲われて死ぬか。どちらかでしょう」
「どうしてレットなの?」
「深くは聞きませんよ、後でレットさんに聞いてくださいね、心当たり有りそうですし」
「待って下さい、どうして僕が、確かに盾士としては未熟でしたが、リーダーを殺そうなんて思ってません」
あーあせっかく追い込むはずだったのにいきなりボロ出しちゃいましたね。
「はー、探偵さんごっこもここまでですか、残念です。犯人が白状してしまいました」
「「「「え」」」」
あれまだ探偵ごっこやっていいのかな?
「グーグさん、別にグーグさんがレットさんを殺そうなんて言ってませんよ」
「あ」
「あくまで、殺そうとしたのはイエデ?イーデルさんで、グーグさんは守らなかったと言っただけです、でも共犯ですね」
「違う、言い間違っただけです」
もう諦めてください。
「予想ですが、持ってますよね、魔道具と回復薬」
「持ってるわけないだろ」
身体検査すれば出てくるはずですが、論破で行きます。
「面倒だから魔法でいいか?」
シャラップ!!ヘルさんステイ!
「そんな魔法あるの?」
もうヘルさんは!もういいです。勝手にやって。
プンプンです。
ヘルさんの極悪魔法、自白魔法で、ペラペラ喋るグーグさん。
まあ案の定と言うか、クソ野郎でしたが、イーデルは、やはりレットさん狙いでダンジョンで死ねば、面倒にならないと思ったみたいです。
そしてグーグさんは、魔導使いの二人を狙っていたみたいでした。
レットさんが離れたら、魔法使いの二人を連れて逃げるつもりだったみたいです。運良く死んだら、そのまま犯すつもりだったようですクソですね。
パーティ三人で判決を出した結果は死刑!
あの手の間に放り込むと事でした。鬼だ。
自白魔法が効いてるのか、物凄い罵声です。
聞いてたら、憂なく放り込めそうです。
バイバイです。
師匠 「無理っぽく無い?」
奥さん「作者さん何考えてるんだろ?」
?? 「あまり作者の事悪く言うで無い」
師匠 「収集つかなくなったからだろ」
?? 「だから言うでない」
奥さん「でもあの魔法は台無しだよね」
?? 「だから言うで無い」
師匠 「そんなに肩持っても名前はつかないぞ」
?? 「にゃーにょことじゃ?」
奥さん「すごい動揺してるのです」
師匠 「とりあえず次回予告か?」
奥さん「次回予告です、次回『家出?イーデル』です」
師匠 「次回もやっつけだな」
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