表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/43

十二話 脱出

ヘルさんに確認させるわけには行かないので私が確認します。皆服を着てます。可愛いですね、ヘルさん何気にセンス良いのでしょうか?

外に出るとヘルさんが気持ち悪い顔をしてます。

やっぱり変態さんです。近づけたら妊娠させられそうです。

そこの子ダメだよ、近づかないで、2mは離れましょう。


「ラティ、準備はいいぞ」


変態さんなのに頼りになります。悔しいです。

しかしどうやってここから脱出するのでしょうか?


「ちょっと待てな、細工してくる」


そう言ってヘルさんは牢屋に入ります。何をするのでしょうか?まさか残り香を採取してくるつもりでしょうか?危険です。


暫くするといい仕事したという顔をして出てきて牢屋に入る穴を魔法で埋めました。土魔法が使えれば出来ますが、どれだけ魔法を取得してるのでしょうか。


「ラティみんなを集めてくれ」


ヘルさんが呼んでいるのでみんなを集めます。

2mは離したいです。

ヘルさんを中心に2mの円を作ります。これで大丈夫です。


「ラティ、知ってるのか?今からやる事」


知りません!知りたくも無いです。


「まあいいや、少し目を瞑ってくれ、後、下を見ないでな」


そう言ってヘルさんを中心に魔法陣が描かれます。そしてその魔法陣ごと上に上がっていきます。浮遊魔法です。しかもこれだけ大勢の人を運べる大型魔法です。


「ヘルさん、たくさん言いたいことありますが、目立ちます」


「大丈夫、ちゃんと隠蔽魔法も付与してあるからな」


やっぱり規格外です。わけがわかりません。しかし今は下を見ないで脱出が先です。決して怖いわけでは無いです。だから早く下ろして!



暫く地上とオサラバしてましたが、やっぱり地面は最高です。2度度離れませんよ。


「ラティ、これからどうするんだ?この子達もそうだけど、あのクズどもは野放しにしないだろう」


「当たり前です!地獄を見せますよ。悪人は人では無いです」


大好きな物語の決め台詞です。悪人は人では無いので、処分しなくてはなりません。


「なら、ある程度の権力者の力が必要だな、今やっても俺たちが不味い事になる。誰か居ないか?」


「居たら苦労しません!」


私もヘルさんも最近来たばかりです。知り合いなど居ません。

私は誘拐された幼女達を見ますが、無理ですね。

証言も怪しいくらいです。

幼女?居ました。ロリマスです。いいえギルド長です。あの人なら大丈夫でしょう、しかも幼女いっぱいです。


「あー、ラティよ、何処までゴルマス追い込むんだ、そろそろかわいそうになる」


「だまらっしゃい!ギルド長に名誉より助けです。みんなもう少し付き合ってくれるかな?」


ギルドへみんなで行進です。ヘルさんは何故か十字を切ってます。ヘルさん、胸に7つの穴空けますよ。


ギルドに着くとまずはオッフェンさんを呼んでもらいます。幼女一杯ですから喜んで助けてくれるはずです。


「さらに地獄に落とすのか?」


もうおじいちゃんです。正気0です。ライフもなさそうです。

オッフェンさんを外に連れ出すと、他の冒険者の人も出てきました。


「おい、やべえぞ。とうとう手を出したぞ」

「憲兵はまだか?」

「ギルマス好きだったのに」

「ロリとは永遠の花園なのだ」


最後の人、死んでね。それより説明して味方になってもらわないと。


「ギルマス、悪いがここに居るのは、誘拐された幼女だ。決してギルマスの為では無い。すまん」


ヘルさん何言ってるの!事実だけどまだ早いです。ほらギルマス消えてくよ、俺消えるのかなんて言ってるよ!


「オッフェンさんしっかりして!お願いだから消えないで!それにこの子達を救えるんのはオッフェンさんしか居ないんだから」


別にオッフェンさん以外にも居るとは思うけど、ここはまずやる気です!


「俺しか居ないのか?ロリマスと言われる俺でもいいのか」


「しっかりして!悪人はまだ健在です!」


「悪人?誘拐?何処だ!そいつらは何処だ!」


ビックリです。いきなり若返りました。出会った頃のような目です。多分。髭くらいしか覚えてませんが、合ってます。


「ええと、ラティだったな、詳しく教えてくれ」


オッフェンさんが正気に戻ったので誘拐されたからの事を説明しました。


「あの串焼き屋だと!しかもオークションだと」


「ロリマスじゃなかったギルマスこの依頼に関係してるのでは無いですか?」


執事さんが慌てて依頼書を持ってくる。幼女の行方不明に関する調査依頼だったはずです。


「すまん、そこの子達ここにオッテンバー令嬢は居るか?」


「はーい居ますよ」


あ、牢屋で私にオークションのことを教えてくれた子だ。貴族の子だったんだ。案外しっかりしてたけど、怖くなかったのかな?


「よし、今から緊急依頼を出す、違法取引の摘発だ!集合11時参加出来るやつは集まれ」


ええと、騎士と憲兵さんの仕事では無いでしょうか?良いのかな冒険者で?



師匠 「〇〇〇〇、丸刈りさせろ」

?? 「なんじゃいきなり!」

奥さん「旦那様が悪いです、プンプンです」

師匠 「誤解だ。俺はお前だけだ」

?? 「お主口が上手くなったの」

師匠 「脱毛魔法、ツルピカ」

?? 「ワシの毛が!」

奥さん「うわー、ピカピカだ、スベスベしてる」

?? 「何するんじゃ!これでは、もうダメじゃ」

師匠 「増毛魔法 毛がハエール」

奥さん「バカって生えてる」

?? 「お主よ、お願いじゃ、戻してくれ」

師匠 「次回な」

奥さん「早速次回予告『潜入前』です」

師匠 「優しいな、うちの奥さんは」

?? 「次回もみんな見て欲しいのじゃ、ワシの為に」


お読みいただきありがとうございます!


少しでも面白いと思ったら、

ブックマーク&下側の「☆☆☆☆☆」を「★★★★★」にして頂けると本当にありがたいです…!


皆様の応援が励みになります!

何卒、よろしくお願いします!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ