十話 服と誘拐
今日は服です。猫さん喫茶は後で行きます。
宿の女将さんに可愛い店を教えてもらいましたので早速行きます。行きますよヘルさん。
増毛剤と呟くヘルさんの手を引いていきます。
「いらしゃいまし」
言葉が変です。どことなく見覚えがあります。
まあ気のせいでしょう。それより服です。可愛い服が欲しいです。
「あー悪いが俺は外で待ってる」
そうですね、失敗しました。変態さんがくる店では無かったです。反省です。
「こちらなんかどうどす」
やっぱり変ですが、服は可愛いです。
なかなか良いセンスしてます。私好みです。
でも金額が可愛くないです。もう一回ゴブリンさん殲滅しないとダメですね。今日は偵察としましょう。特に白のワンピースは欲しいです。お兄様が好きな服です。一度着たことがありましたが、何故かお母様に止められました。未だ不明です。
「またおこしやす」
意味は分かりますが、言葉がおかしい店員さんに見送られ、外に出ます。
ヘルさんが居ません。首輪にリードつけた方が良いでしょうか?ダメですね、変態さんです、多分喜びます。
まあ帰ってくるでしょう、変態さんですし。
服の為に資金集めです。ゴブリンさん覚悟してください。
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「あれ?ここ何処ですか?」
確かギルドに行く途中だったはずですが?
思い出しましょう。服屋さんを出て、露天を見ながら歩いてました。それで串焼き屋さんで買い物をしてベンチで食べてました。
あ、そうです。急に眠くなってしまって寝てしましました。不覚です。
で、今は誘拐でもされたようですね。番犬のヘルさんは役に立ちません!お仕置き決定です。ツルピカです。
「あれもう起きたのか?しっかり食わないとダメだぞ」
串焼きの人です。睡眠薬か何かを混ぜていたみたいです。それをまんまと食べてしまったようです。ここの治安大丈夫でしょうか?
「それなりの器量だから可愛がってもらえるさ」
人身売買ですね、殲滅確定です。
「起きてしまったら仕方ね、先に連れて行くか」
手足を縛られて猿轡までされてますので、歩けません。
「これで良いか、どうせすぐ脱がされるしな」
変態さんです!脱がすと言いました。貞操の危機です。ヘルさん以来のピンチです。
「寝てたら俺も楽しめたものを、クソ」
起きて良かった。王女時代の毒殺耐用が良かったです。お母様ありがとうです。恨みもしましたがありがとうです。でも血を吐くほどの毒を飲ますなんて死神とおもいます。
私は汚い箱に詰められました。正直言いますと、縄抜け出来ますし、この縄なら力で引きちぎれます。組織を潰す為に連れて行かれますか、浮気撲滅拳が嵐を起こしますよ。
奥さん「私がラティちゃん助けに行きます!」
師匠 「一応、待ってあげな、見せ場かもだしな」
奥さん「〇〇〇、当てにならないよ!」
師匠 「後でお仕置きだけどな」
奥さん「増毛剤を脱毛剤にしましょう!」
?? 「一応弟子じゃろ?大目に見てやれ」
奥さん「関係ないです!」
師匠 「次回出て来なかったら、体毛全部抜く!」
?? 「やめるのじゃ!眉なしは酷いのじゃ」
師匠 「じゃ、代わりにお前な」
?? 「ワシのアイデンティティが!」
奥さん「じゃ、次回予告『幼女服』です」
師匠 「作者アホだろ」
奥さん「次回も見てください」
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