プロローグ
初めまして、今回2作目の投稿となります。誤字や表現の曖昧さなど多々有ると思いますが、読んで頂けたら幸いです。前作の人物が登場しますが脇役なので、本編にはそれほど影響しませんが、気になりましたら前作を読んで頂けたら嬉しいです。
「王よ!早くお逃げください。敵は直ぐそこまできております」
20人入ってもまだゆとりのある一室で、王族である家族とそれを守る近衛騎士がそこにはいた。
「父よ、早く逃げてください。ここは私たち兄弟で取り押さえます」
20代の男と10代後半くらいの男が剣を抜き誓いを立てる。
「馬鹿を言うな!皆で逃げる。だが、各方面にバラバラでだ」
自分の息子の誓いなど関係無いと言うように、更に過酷な意見を出す。
「いいか、どうせ纏まって逃げれば、人目につく、各自最小の人数にて王都から脱出し、再び出会うことを祈る」
「お父様、嫌です!お母様もお兄様達と離れるなんて嫌です!」
まだ10歳を超えた程度の幼い容姿の少女が王に抱きつき、離れることを嫌がる。
「少しの間だ。それにもう13になるのだから、しっかりしなさい。大丈夫だ。皆また会える」
王はそう言って娘を優しく引き離し、懐から一つの魔道具を出した。
「いいかい、これを持って逃げなさい。そして人気の無い場所で使いなさい」
そう言って少女の手に魔道具を握らせた。
「王よ!早く!」
必死に叫ぶ騎士達に王は号令をかける。
「いいか、我が一族はここを離れ身を潜めるが、またここで出会うことを願う」
王はそう言って、幾つかの隠し扉を開くと、床から魔法陣が発生した。
「一回きりの転移魔法陣だ。誰がどこにいくかわからないが、また会おうぞ」
煌めく光の中で徐々に姿が消えていく。
「お兄様、絶対に絶対に、死なないで下さい!結婚の約束守ってください!」
王女は、大好きな兄に呼びかけるが、兄からの返事はなく、王女も光の中に消えていった。
暫くすると、身なりの良いとは言えない男どもが、部屋に殴り込んできた。
「どこだ!王女は何処だ!」
男どもは喚き散らすながら、王女を探すが王女どころか人の姿がない。
そして怪しげな隠し扉に飛び込んでいく男ども。
しかし再び男どもは姿を見るものは居なかった。
?「今作はここで予告と解説するみたいだ」
?「名前が“?”になってます」
?「本編で名前が出たら変わるかもな」
?「早く名前出してください!」
?「そうじゃ!ワシも?は納得せん、〇〇じゃぞ!」
?「わー、〇〇になってる、面白いです」
?「作者の陰謀だ」
?「それより次回予告しないとね」
?「そうだな」
?「名前は大事じゃ!」
?「うるさいぞ、〇〇〇〇」
?「次回は『幼女になってる』です」
?「誰が幼女になってるのかは、読むのじゃぞ」
?「誰でもわかるわ」
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