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NBAマニアによるNBA 底なし沼講座~2020-2021シーズン版~  作者: 十六夜亰也
開幕1ヵ月の評価
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オフに契約延長を締結した選手の開幕1ヵ月を評価する①

■所属チームと契約延長交渉が可能になるのは、契約が1残るシーズンの開幕前日までのオフの間になります。

延長した契約が始まるのは来季からになります。

ルーキー契約終了後の制限付きFAになった場合も契約延長交渉は可能。


【ウエスタンカンファレンス編】


◎レブロン・ジェームス 36歳 SF/PF

今季年俸3922万ドル

レイカーズと2年8500万ドルのMax額で契約延長 


レブロンはトレーニングや身体のケアなどの管理を徹底しているからでしょうか、レイカーズで新型コロナの影響はないように思います。

オフにレブロンは来季からの契約を延長しましたし、チームも連覇に向けて効果的は補強を行いました。

レブロン率いるレイカーズに死角は無く、開幕1ヵ月近くでリーグトップの成績ですし、主力の長期離脱などがない限りこのまま行ってしまいそうな雰囲気すらあります。


現在36歳のレブロンですが、衰える気配は一切ありません。

今回延長した契約を終えた時に引退かというと、多分まだプレー出来るでしょう。

そうすればレブロンの目標である息子とNBAで一緒にプレー、又は対戦することが可能になるのです。

もちろん息子がワン&ダンでドラフト指名されることが条件ですが、夢は見てみたいですね。


レブロンが40歳までプレーすれば、よほどのことがない限り通算得点で歴代1位になって歴史に名を残すことになっているでしょう。

今季はレブロンの経歴を更に輝かしいものにするための一歩なのです。



◎アンソニー・デイビス  27歳 PF/C

今季年俸3274万ドル

レイカーズと5年1億9000万ドルのMax額で契約延長


デイビスの契約延長は規定路線だったとはいえ

、これから選手として最盛期を迎えるデイビスとレブロンを確保したレイカーズ王朝はしばらく安泰となりました。

レブロンから帝王学を学べることで、デイビスは更なる成長を遂げてリーグを支配する選手になることが出来るのではないでしょうか。


今季はまだレブロンに遠慮している面が多々ありますが、レブロンの存在感を考えると仕方ないことですが、ビッグマンの枠にとらわれないマルチな才能を発揮して、連覇に向けて好発進しているチームを支えてほしいと思います。



◎ポール・ジョージ 30歳 SF/SG

今季年俸3545万ドル

クリッパーズと4年1億9000万ドルのMax額で契約延長


クリッパーズはジョージとは契約延長できましたが、エースのカワイ・レナードとは契約延長出来ませんでした。

れは現ロスターが今季で終わる可能性があるということを意味しています。

ライバルのレイカーズか戦力増強した一方でクリッパーズはモントレズ・ハレルを失っています。

ジョージには咋季以上の活躍が求められますが、咋季の優遇措置も無くなって苦しい立場にあります。

今季の個人成績もジョージにしては物足りないものでしかありません。

咋季プレイオフではケミストリーの崩壊が原因で敗退しましたが、現時点でその問題点を解決出来ているようには見えず、レイカーズに差をつけられるばかりです。


◎ドノバン・ミッチェル 24歳 SG

今季年俸520万ドル(ルーキー契約最終年)

ジャズと5年1億6300万ドルのMax額で契約延長


伝統の強固なディフェンスが武器のジャズにあって、ミッチェルはレジェンドのカール・マローン以来と言ってもいい生え抜きのオフェンスマシンです。

ユタというスモールマーケットではミッチェルは貴重な存在で順調に成長していることもあって契約延長は妥当だと思います。

ミッチェルの課題はミッチェル自身のディフェンス向上とリーダーシップを発揮すること、オフェンスではアウトサイドショットの精度向上ですかね。


今季はリーダーとして成長しつつありますが、それが勝利に結びついていないのがもどかしい感じで、個人的には伸び悩みていると感じてしまいます。

スーパースターへの階段を一皮剥けずにもがいている印象です。


またミッチェルの存在がジャズの武器であるディフェンスを崩壊させかかっている点も軽視してはいけません。

ミッチェル自身がディフェンスを向上させて、チームディフェンスに熱心に取り組むことでジャズというチームのディフェンスを取り戻すことが今季のジャズの目標だと思います。

そういった点ではミッチェルの評価は現時点では難しく、シーズン半ばや終了後にした方がいいかもしれません。

まだ目に見えた成果は出ていないのですから。



◎ルディ・ゴベア 28歳 C

今季年俸2578万ドル

ジャズと5年2億100万ドルのMax額で契約延長


ジャズがミッチェルとMax額で契約延長したことは妥当でしたが、ゴベアとまでMax額で契約延長したのは意外でした。

確かにゴベアはディフェンスを武器とするジャズに欠かせない存在でリーグを代表するリムプロテクターです。

しかし普通評価されるのはオフェンスを得意とする選手で、現在Max額の契約を手にしている選手はほとんどが得点ランキング上位に名を連ねる選手か、平均20点を超えながらオールラウンドな選手しかいません。


ディフェンシブな選手で平均20点未満なのはバム・アデバヨ(ヒート)ですが、まだ4年目のアデバヨは来季には平均20点は超えるでしょう。

ゴベアのMax額での契約延長はかなり異質で、ジャズでなければ出来ない契約でしょうね。

今季のチームはゴベアと復帰したデリック・フェイバースを中心としてディフェンスを復活させようとしていますが、現時点で上手くいっているかは微妙です。


高額契約に対する周囲の批判を抑えるためにはオフェンスの武器を増やしながらも、最優秀守備選手賞に返り咲くくらいの活躍が必要になってきますが、今季はそこまでの印象はありません。

更なる奮起が必要になってきます。


◎ブランドン・イングラム 23歳 SF

今季年俸2729万ドル(今季から5年契約スタート)

制限付きFAでペリカンズと5年1億5800万ドルで契約延長


個人的な成績では安定した成績を残せていますが、MIPを受賞した咋季のようなインパクトを残せていません。

強い印象を残すためには個人成績だけでなく、リーダーとして若いチームを引っ張って好成績を残すことが必要です。


あとは個人としてもチームとしてもディフェンスに取り組み向上させていかなければいけません。

まずはプレイオフ進出を目指してチームを率いていけば個人的な評価はついて来るでしょう。



◎ディアロン・フォックス 23歳 PG

今季年俸810万ドル(ルーキー契約最終年)

キングスと5年1億6300万ドルのMax額で契約延長


2017年ドラフト組でMax額で契約延長したのは4選手いますが、私はフォックスだけはMax額に疑問を持っています。

キングスという14シーズンもプレイオフ進出を逃しているドアマットチームに所属している点を考慮しても、爆発的な得点能力がある訳でもなく、勝負強さやリーダーシップの有無、将来性、ディフェンスが弱いプレースタイルなどMax額選手にふさわしい点が少ないと感じてしまうのです。


キングスというチームにいる時点でプレイオフを経験出来ていないので大舞台の経験が少ないのは仕方ないのですが、クラッチタイムに強い印象は全くありません。

平均失点がリーグ最下位で8試合連続120失点以上というディフェンスが崩壊しているキングスですらフォックスはディフェンスで中心になれでいないのです。

オフェンスもディフェンスも物足りなく、せいぜい年俸2000万ドルクラスでしかありません。

今季以降に急成長出来れば良いのですが、育成下手なキングスではそんな期待は出来ません。


選手の器に見合った契約でなければ、大きな期待に応えられずに潰れてしまう選手も多くいます。

私はフォックスがそんな悪しき前例と同じ結果になってしまう気がしてならないのです。

悪しき前例を跳ね返して見事な活躍を期待したいですが、現時点では来季からMax額になる選手に相応しい活躍は出来ていないと思います。


ここから巻き返して相当な活躍をしないとキングス恒例の不良債権化してしまいそうです。

現時点で同じくMax額で契約延長したジェイソン・テイタム、バム・アデバヨ、ドノバン・ミッチェルの同期にチームへの貢献でも個人成績でも大きく差をつけられているのですから。


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