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NBAマニアによるNBA 底なし沼講座~2020-2021シーズン版~  作者: 十六夜亰也
開幕1ヵ月の評価
80/249

セルティックスはハーデンのトレードを断念していた件について

■ハーデンのトレードが正式決定したから出てきた話です。

ボストン・セルティックスはヒューストン・ロケッツと今季開幕前にジェームズ・ハーデンのトレードに関して話し合いの場を設けたらしいです。

セルティックスはハーデンの獲得を真剣に検討したようですが、ロケッツはフランチャイズプレイヤーの放出に対して最大限の見返りを求めて、一切譲歩することはなかったようです。


ロケッツが求めたのは、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマート、将来のドラフト1巡目指名権を複数だったそうです。

今まで何件もの衝撃的なトレードを実現して強豪チームを作り上げてきたダニー・エインジGMですが、現在のロスターになる数年前からドラフトと育成に切り替えており、現在の見事なチームを作り上げています。

ロスターの中核であるジェイソン・テイタム、ブラウン、スマートの3選手は何があっても手放さない覚悟のようで、ブラウンとスマートを要求された時点でハーデン獲得から完全に撤退したようです。


テイタムは現セルティックスのエースとしてプレーでチームを高みに導く存在です。

4年目ながらエースとしての自覚と存在感を示しており、数年後にはMVPを獲得するようなリーグを代表する選手になっている可能性があります。


ブラウンはリーグ有数のディフェンダーになれる能力を持ちながらも、オフェンスでもテイタムと並んでも遜色のないレベルの選手になってきています。

31歳のハーデンの方が現時点では実力は上かもしれませんが、ブラウンはまだ24歳で発展途上の選手です。

チームへの忠誠心もあって我が儘でもありません。

何よりオフェンス一辺倒ではなく、ディフェンス意識の高いオールラウンダーなのです。

攻守両面で活躍が期待できるオールラウンダーで7歳も若いブラウンとハーデンを天秤(てんびん)にかけてブラウンを選択したセルティックスの判断は正しいと思います。


しかもロケッツはブラウンだけでなくスマートまで要求してきたのですから、強欲ですね。

スマートはディフェンスが武器のセルティックスの象徴であり、魂です。

チームから信頼される3&Dとして、類い稀なるリーダーシップを発揮してチームをまとめているのです。ウォリアーズでいうドレイモント・グリーンのような存在と言えば理解しやすいでしょうか。

スマートがまだ最優秀守備選手賞を受賞出来てないのが不思議なくらいです。


今のセルティックスはロールプレイヤーを替えていくだけのマイナーチェンジでチームの習熟をもって成長し、頂点を目指すのが1番の近道だと思います。


新型コロナの影響下にあって選手が欠場したりして大変な時でもルーキーのプリチャードが活躍するなど、選手層の厚さは大きな武器です。

チーム解体を早める自殺行為的な判断をしなくて良かったと思います。


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