ニューオリンズ・ペリカンズ
2020-21シーズン開幕前チーム別戦力分析
ウエスタンカンファレンス
■ニューオリンズ・ペリカンズ
HC:スタン・ヴァンガンディ 1年目
GM:トラジャン・ラングドン
オーナー:ゲイル・ベンソン
予想先発
PG ロンゾ・ボール
SG JJ・レディック
SF ブランドン・イングラム
PF ザイオン・ウィリアムソン
C スティーブン・アダムス
控え
エリック・ブレッドソー、ジョシュ・ハート、ジャクソン・ヘイズ、ビリー・エルナンゴメス、カイラ・ルイスJr、ニッケル・アレキサンダー・ウォーカー
【再契約・契約延長】
ブランドン・イングラム(契約延長)
シンダリウス・ソーンウェル(再契約)
ナージ・マーシャル(2way契約)
ウィル・マグネイ(2way契約)
【加入】()は昨季所属チーム
エリック・ブレッドソー(バックス)、スティーブン・アダムス(サンダー)、カイラ・ルイスJr.(ドラフト13位)、ジャロッド・ユートフ(ウィザーズ)、ウェニエン・ガブリエル(ブレイザーズ)、ビリー・エルナンゴメス(ホーネッツ)、ナージ・マーシャル(ドラフト外)、ウィル・マグネイ(オーストラリアリーグ)、イケ・アニボグ(Gリーグ)
【退団】()は移籍先チーム
ドリュー・ホリデー(バックス)、フランク・ジャクソン(サンダー)、イートワン・モア(サンズ)、デリック・フェイバース(ジャズ)、ジャリル・オカフォー(ピストンズ)、ダリアス・ミラー(サンダー)、ケンリッチ・ウィリアムス(サンダー)
【オフの補強を採点】 65/100点
ペリカンズにとって、このオフの最重要案件がブランドン・イングラムの契約延長問題で、これが解決し、今後数年間のチーム戦略は決まったのでしょう。
ザイオン・ウィリアムソンとイングラムを中心とすることで、サポートする選手を補強するオフシーズンでしたが、やや物足りないという印象でした。
ドリュー・ホリデーを放出してエリック・ブレッドソーと3つのドラフト1巡目指名権を獲得したトレードはかなり良いトレードでしたし、スティーブン・アダムスも良い補強です。
しかし、その他に獲得した選手は若いだけで実績のない選手ばかりで、控えは昨季よりスケールダウンした感が否めません。
特にフェイバースを失ったダメージは大きく、ビッグマンは頭数も少ないのでザイオンやアダムス以外で期待出来るのはジャクソン・ヘイズくらいしかいません。
この点は開幕してからも改善していく必要があります。
ドラフトでは良い指名を出来たと思います。
カイラ・ルイスJr.はドラフト候補の中でも最高のスピードスターで、ロンゾ・ボールやブレッドソーがいるPGでは出場時間を獲得するのは難しいですが、SGでも起用したりして出場時間を確保すれば面白い存在になりそうです。
もう1つ問題があるとすれば、ペリカンズの弱点であるディフェンスを得意とする選手が欲しいですね。
【今季の成績予想】 プレイオフ進出
ペリカンズがプレイオフ進出するのは簡単なチャレンジではありません。
最低条件はザイオンが健康を維持してプレーすることで、怪我で長期欠場してしまえばプレイオフは絶望的となるでしょう。
若手が着実に成長し、ザイオンとアダムスのインサイドデュオが猛威をふるい、イングラムがMIP賞を獲得した昨季と同じかそれ以上の活躍をして、新任HCのバンガンディがレベルの低いディフェンスを向上させて初めてプレイオフ進出が可能になります。
厳しい道のりではありますが、ザイオンやイングラムならやってくれるとの期待値を含めて、プレイオフ進出出来ると予想します。