脳出血後のリハビリ習作・400字詰め原稿用紙1枚で何が書けるか(1)
脳出血後の失語症状リハビリとして、400字詰め原稿用紙に手書きしていたものです。
恥ずかしいミスがあってもそのままテキスト化しているので、誤字脱字やオチ不明等はご容赦を。
なお、リハビリは現在も継続中です。
五月六日
例えば、この世界が偽物だとしたら、どうなると思う?
それは、ミカンだと思っていたのに実はリンゴだった……なんていう楽しい話ではない。男が女で、女が男になっている世界の話だ。
ぱっとみ、自分が生きている世界なのに、自宅に帰ると見たこともない異性と出会う。親も違う。家族も違う。そして何より、自分が違う。高校に行けば、友人もライバルも、むぞうむぞう?も逆になる。
いや、もう2つ、全く存在できないものがあった。まず、私の幼なじみの少女。もとの世界でも、私が男でいたように、少女のままだった。そしてなによりも、変わっているのは、シンプルに言うと、この異世界では世界が終わるということ。正直、異世界に未練?はない。だが、幼なじみがいなくなる(元の世界に戻る)と、男になった幼なじみと〜〜〜
(残り不明)