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爆縮と体温の機知(4)

合体する人間

壁の奥に存在する新しい自分は

海外の娼婦街にある

ガラスケースと同じである

選び取るとは言え

そこに

何も欲望が無いとは言えない

これくらいなら良いと言うなら

あれくらいであっても良いと

言われてしまうものである

それが受け入れられない物であっても

自分の物も

誰かにとっては

受け入れられない物かもしれない

そんなことが脳内を掠めた

たとえ、そこに

非常に大きな記号が付こうとも

記号は記号なのである

科学的な証明があろうと

一つの論拠としてあろうと

炒飯にして食べるのだ

それで良いのである

リスクを受け取るのであれば

それ以外、何かを言うことは無い


感情という物は

実に合理性が無い

だからこそ

面白いという形を受け取れるし

悲しいという形を受け取れる

また、変だという形も受け取れる

そこに哲学性があるのだ

気が合わない相手と

整合性があるから

くっついている状態だ

意見が同じであれば

夢が同じであれば

形が同じであれば

そうやって

継続してきたのが人間だろう

元から人間に対して

合理性など求めてはいけない

きっと、そういうことなのだ

中途半端を着る為の存在だから

明確さなど要らないのである


人間とAIが合体を始めれば

それらは解消されるのだろう

怒りをAIによって抑え込まれ

AI同士の通信によって

悲しみを感覚的に共有する

その他のことも

感覚として共有し合い

感覚的に分かったこととなる

ブラックボックスを作って

そこが脳内のプライベート空間になったり

欲望は薄く引き伸ばされて

ブラックボックスの中に存在するようになる

別の棚を作って

共感した物をアルバムにして置き

忘れることが無いように出来るのだろう

頭で思うことが

漏れたりするのかもしれない

現実社会で生き難くなるかもしれない

脳とAIが直列になったら

本当におかしい人は居なくなる

相手の感覚を知れるから

言葉を選べる

イレギュラーは無い

清らかな世界である

清らかなだけである

そこにある物が

はたして自分であろうか

そこにある物が明確であろうとも




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