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永遠の誓いー8150万回目の輪廻転生ー  作者: デァラ
第1章 記憶喪失の女性
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元婚約者

ベンチに移動した三人は燐 アリア 悠人の順番に座る


「さーて お嬢さん 何か不思議がっていたからなんでも答えるから 質問どうぞ?」

燐に視線を向け気さくな笑みでウィンクをする


「え…えっと…アリアの…元婚約者ということは…今は…違うのですか…?」

ウィンクをされ少し顔を赤らめながらたどたどしく質問をする


「だーれがこんな男の婚約者になりますか 親が決めていたから決められていた間は婚約してましたが 必要がなくなったので破棄してやりましたよ」

真ん中にいるアリアはウィンクをする悠人をバシンと一発頭を叩き 少し顔を赤らめる燐にこの男に騙されちゃダメよっと手を握り諭すように言う


「痛ー!?アリア もう少し女性らしく……っと質問に答えよう そう 俺はアリアから突然婚約破棄を叩きつけられ 今は違う行方をくらましたアリアを探していたんだ 今日はあの闇能力で居場所がわかったって感じだな」

イテテ…と頭を抑えながら 燐の質問に答える

アリアとは何度か手合わせをした事がある悠人は能力の雰囲気を感じ取り あの場に駆けつける事ができたのだ


「な…なるほどです…アリア…なんで…婚約破棄…したんですか…?」

二人の話を聞きふと疑問に思い口にする


「………それは 〝この男と婚約する意味がなくなった〟からよ」

燐の何気ない疑問に一瞬ビクッとなり俯きポツリと言う


「……アリア!ジャーンーケーンポン!!」

「は!?いきなり何って 負けた!?」

場の空気が少し暗くなったその時 いきなり悠人が明るい声でアリアに向かいチョキを出す

咄嗟の出来事に顔を上げパーを出し負けてしまう


「はい!アリアの負け〜ジュースかってきてくれよ」

ニヤニヤ笑いアリアの手を掴むと千円札を一枚渡す


「…っチ…この…わかったわよ わかったわよ!買ってくればいいんでしょうが!燐に何かしたらただじゃあおかないんだからね!ここから自動販売機遠いのに!!」

舌打ちをし乱暴にお金を握りしめるとガタと音を鳴らし立ち上がり言いたい事だけ怒鳴りつけるようにいいブーツのヒールの音を鳴らしながら走って行ってしまう


「ハハハハハ!!アリアは相変わらずだな〜さて お嬢さん……少し昔話に付き合ってくれないか?」

ケラケラ笑いアリアを見送り 一つ空いた隙間を埋めるように燐に近寄る


「へ…あ…はい……」

走っていくアリアを呆然と見ながら近寄ってきた悠人に頷く


「ん…いい子だな…少し長い昔話だ 俺たちが婚約破棄した理由とも言える……」

よしよしっと燐の頭を撫で少し悲しげな顔をしながら口を開く


この昔話は約××××年前の

一つの今では幻の種族…〝色使いの妖〟の話

次回 少しアリアの過去の話

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