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永遠の誓いー8150万回目の輪廻転生ー  作者: デァラ
第1章 記憶喪失の女性
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謎の男性

冷たい笑みを浮かべたまま 男達を倒していったアリア

男達は焦り始めた ふと後ろで先ほどのもう一人の女性は戦ってないことに一人気がつき

ニタァと笑い燐の元へ駆けよろうとする


「こっちの女は能力者だが 攻撃能力じゃねーよな!?」

「しま…!?燐!!」

一人の男が燐の腕をつかもうとする

すぐに気づいたが残った男が邪魔で燐を助けに行けない


「や…やだ…!!助けて…!!」

怯えているのかガタガタと身体を震わせながら涙目で必死に抵抗している

必死で抵抗する燐が捕まりそうになったその時


「おーい 男が泣きそうな女性に手をあげるとは何ごとか?」

いつのまに姿を現したのか 燐と男の横に

長い黒い髪を一つに束ねた髪を揺らし

深い青い海みたいな瞳で燐を見つめ

和装をした肩で刀を担ぐ男性が姿をあらわす


「…あ?関係ない奴は下がっとけよ!!」

燐の腕を掴んだままナイフを謎の男性に向け威嚇するように怒鳴る


「い…痛い…!は…離して…!!」

男に強く腕を掴まれているのか痛がり涙目だった瞳から一筋の涙をこぼす


「……泣いている女性がいるのに関係なくはないよなー?…

〝アリア〟こいつらは…殺していいのか?」

人が良さそうな笑顔を浮かべたままアリアの方を向く どうやらアリアの知り合いのようだ


「なんで私の名前…!!って……ッチ…お前か…あぁ…殺していいぞ?協力しろ 〝悠人〟」

自分の名前を呼ばれ驚きそちらの方を振り向き男の姿を確認し舌打ちをし泣いている燐が視線に入りやむを得ない様子で共闘を持ちかけた


「流石〜♪今は〝黒の預言者〟 決断力早いな笑笑

んじゃ 暴れますかね?」

刀を肩から降ろし鞘を抜き笑ったまま構え直す


【風よ俺に力を与えよ 風切り】

刀が風に纏い勢いよく男に向かって振り

瞬間移動するかのように高く飛び燐を男から抱きかかえる


「風の能力者か…!けど攻撃何をし…」

そこまでいい男の言葉は途切れてしまう

なぜなら 風の刃が体のありとあらゆる所を浅く深く切り裂いたからだ

喉を切り裂かれ声が出なくなり口をパクパクさせ血をありとあらゆる所から流し倒れる


「注意深くない男だな〜攻撃はちゃんとしたから周りを見ろよな さて お嬢さん もう大丈夫だぞ〜」

倒れた男を泣いている燐に見せないように背を向け頭を撫でながらアリアの方へと抱き抱えたまま移動する


「悠人 燐は無事!?!?」

悠人達が来る足音が聞こえ振り返る

アリアの周りは血だらけでもう誰もおらず

足元からは助けてくれと言う悲痛な叫びごえが聞こえるが聞こえないフリをする


「あぁ無事だ それよりもアリアは前と変わらず強いな〜♪」

返り血すら浴びておらず真っ黒なゴスロリは汚れておらず圧倒的な力を持つアリアに惚れ惚れするような笑みを浮かべる


「あんたも相変わらずね 強い女性が好きな所もその能天気さも 燐返しなさい」

ハッと鼻で笑い毒を吐くようにいい抱き抱えている燐を渡せと腕を伸ばす


「え…えっと…アリアとこのお兄さんは…知り合い…??」

抱き抱えられたまま降りる意思表示をするように少しジタバタしながら首をかしげる


燐のその質問に下ろしながらアリアと顔を見合わせ アリアは頭が痛いようにため息を深くつき 悠人はニヤニヤしながら二人はハモるように

「「悠人・アリアは元婚約者よ(だ)」」


「婚約者…?元…??」

ハモる二人に更に不思議そうに首をかしげる


「少しお嬢さん お話しようか!ほらほら!ベンチも近くにあるし!!」

不思議そうな燐と厄介な奴に捕まったと顔を曇らせるアリアの背中を押しながら近くのベンチへと三人は移動していった


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