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第1話 prologue

 青空の下、見渡す限りの砂漠が広がっている。

 乾いた風に砂塵が巻き上げられ、砂の大地は刻々と姿を変える。

 時折どこからか煙が上がり、人の営みをうかがわせる。




 そんな中、時を止めたように動かない一帯があった。そこには、地を覆い尽くすように巨大なクレーターが穿たれ、地表は、砂が融け合ってできたガラス質の固体で覆われている。


 反応兵器の強烈な熱と衝撃波によるものだ。かつて人類の文明を滅ぼした〈最終戦争アルマゲドン〉の爪痕は、百年以上が経過した今も、形を変えずに残されていた。




 クレーターの中心には、一際目を引く巨大な構造物が横たわっている。


 超大型浮動戦艦〈ドレッドノート〉――〈最終戦争アルマゲドン〉に参戦した最終兵器。否、その残骸だ。


 地上のどんな建造物よりも大きい船体。その中央には大穴が開けられ、そこから大きな裂け目がいくつも走っている。


 正式名称は今となってはわからないが、そのあまりの巨体から、太古の戦艦にちなんでそう呼ばれている。

 もっとも、海の上を航行したオリジナルと違って、この〈ドレッドノート〉は空中を飛行していたことがわかっている。


 そんな超兵器が見る影もなく墜とされ、無残な残骸を晒していることも、この地で――そして当時、世界中で――使用された反応兵器の、凄惨な威力を物語っている。






 〈最終戦争アルマゲドン〉から百年の時が流れた今。

ある者は、ただ生きる糧を得るため。ある者は、大切な誰かを守るため。またある者は、自らの敵を討つため――。

 この荒れ果てた大地で、それぞれの思惑を抱えた者たちが、動き出そうとしていた。

次話からストーリー始まります!


小説を書いたのは初めてなので、感想やアドバイスなど、ぜひお願いしますm(_ _)m

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